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ネイチャー×大都会で感じた存在意義

都会のど真ん中にある天王寺動物園へ行きました。

木に飛び乗ったり、グルグル大車輪したり、サービス精神旺盛のテナガザル。写真を撮ろうとした瞬間、小窓から奥へ消えて行きました。

忙しかろうが定時ビタビタであがるタイプのバイトやないねんから。

私服に着替えてから退勤押して、いつも園長とモメてそう。

波乱の幕開けです。

超ホワイト企業並みの福利厚生

天王寺動物園・鳥
『鳥の楽園』

最初に向かったのは鳥類ゾーン。

『鳥の楽園』と名付けられた広々空間に池や川といった水辺があり、色彩豊かな植物も育っていました。

鳥たちは翼を広げて自由に飛び回ったり、行水をしたりしながら暮らしています。

ここなら外敵にも襲われず、安定した生活が約束されています。

おまけに家賃補助100%。
ランチはビュッフェスタイルの豪華メニューです。

超ホワイト企業並みの福利厚生でした。

「土日祝は出勤やけどね…」という声が、どこからか聞こえてきたような気がします。

天王寺動物園・鳥エリア
季節のお野菜をふんだんに使ったランチビュッフェ

鳥たちの勤務スタイルは、ITベンチャーのように自由でした。

誰一鳥だれひとりとして、机に座って作業する者はいません。

皆が牽制し合って永久に進捗しない会議もありません。

「尋ねる前に自分で調べた?」的な、ダル上司もいません。

各々が思いおもいの場所で、ノビノビと付加価値を生み出しているように感じました。

好待遇の大企業&新進気鋭のベンチャー、それぞれの魅力をいいとこ取りしたような『鳥の楽園』。

ユートピアやん。

ネイチャー×大都会

キリンの右奥に『あべのハルカス』

天王寺動物園のすぐ隣には、日本一の高さを誇る超高層複合ビル『あべのハルカス』がそびえ立ちます。

目の前には草をモシャモシャするキリンがいて、奥には大阪のランドマークタワー。

なかなか見られない、ネイチャー×大都会のコントラストで不思議な感覚を味わいました。

天王寺動物園・キリン
図鑑では体験できないド迫力

実際にアフリカのサバンナへ出向くとなれば、どれだけの費用・時間・労力がかかるのでしょう?

天王寺動物園は最寄り駅から徒歩5分。
入園料は大人500円です。

コスパえぐいて。

驚きや感謝を通り越し、申し訳なさすら感じました。

おかんがパートの時間を遅らせてまで、休み時間に体操服を持ってきてくれたときぐらい申し訳なかったです。

控えめに言って、天王寺動物園は素晴らしい施設だと思います。

これから何度も何度も通いたいです。

ホッキョクグマの常同行動?で考えさせられる

天王寺動物園・ホッキョクグマ
人気者のホッキョクグマ

少し考えさせられたのが『ホッキョクグマ舎』。

"緑色のコーンに頭を突っ込みプールへ飛び込む"を無限ループしていました。

その度に観衆が沸いていました。

僕も「ホッキョクグマ、モノボケ最強やん!」と、のんきに思っていました。

ただ、コレって常同行動の1つなのかもと思った瞬間、胸がキュッと締め付けられました。

常同行動とは、一定の場所を行ったり来たり、左右に体を揺すったり、同じ行動をとり続けること。

常同行動は不満や不快感といったストレスが原因だそうです。

天王寺動物園・ホッキョクグマ
動物の気持ちは動物にしか分からない

動物園は、種の保存・レクリエーション・教育といった面で欠かせない施設だと個人的に思います。

かわいい動物たちのおかげで日々のストレスや疲れが癒されます。今後も無くなってほしくないです。

動物園がなければ、繁殖に失敗して絶滅してしまう種が出るかもしれません。

また、外の世界の生活は食べ物がなくて餓死したり、強者に喰われたりといったリスクもあるでしょう。

ただ、僕が動物なら、それでも檻から開放されて大自然を自由に駆け回りたくなるかもしれません。

広い視野で見るのか、スポット的に見るのかで思いは変わる気がします。

どちらにせよ、本当のところは動物たちにしか分かりません。

少し考えさせられる1日になりました。

まさかの代打

天王寺動物園・アジアゾウ
不在のアジアゾウに代わって大役を務めるネコ氏

はニャ!?

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