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私のリーダー達⑤余談。有名洋菓子店オーナー no.23

今日はいつものカフェにやってきました。
私が住んでいるボルドーは昨日まで連日最高気温が35度を超えていました。
今日は少し涼しいですが、それでも33度あるそうです。
店内はマスク必須(飲食するお客さん側は異動時のみマスク着用が義務されています。)なので、店員さんは本当に大変そうです。
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はじめましての方、みつけてくださりありがとうございます。
いつも読んでくださっている方、いつもありがとうございます。
将来自分のカフェを持つのが夢で、その時の為に、自分がカフェで働いていた時に感じたことを忘れたくなく、過去を振り返りながら少しずつnoteに残しています。
東京で、自分のカフェを開けるのはまだ先だと思いますが、ゆっくり確実に準備を進めていこうと思っています。
自己紹介はこちら→「はじめまして」
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今は私がお世話になったリーダー達から学んだ事、感じたことを書きとめています。
では「私のリーダー達」の続きを書いていこうと思います。
(「私のリーダー達」←こちらから全てのページにアクセスしていただけます。)
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有名洋菓子店で、店長との苦い思い出をお話しました。
実はこの洋菓子店、オーナーはとても有名な方です。
半年ほどの勤務で1度だけお会いすることができました。

その1回というのも、オーナーのファンが集まるとても不思議な会の為にNYから日本に帰ってきた時でした。
(詳細を書いてしまうと、どこの洋菓子店かわかってしまうので、少し変えている部分があります。。。ご了承くださいませ。。。)

オーナーご自身はとても気さくな方で、はじめましてのご挨拶も冗談をまぜながらと、とても素敵な第一印象でした。

問題はその「ファンとの不思議な会」です。笑
その会の1週間ほど前から店長を始め、ベテランスタッフはピリピリしていました。
この会に初めて参加する(サポートとして)のは私の他に3人いて、私達はなぜそんなにピリピリしているのかわかりませんでした。

そして会の前日、
NYから到着したばかりのオーナーはスタッフ全員に挨拶し、最近はまっているという料理を振舞ってくれました。
その一品はとても美味しかったのを覚えています。
有名シェフがこんな気さくに、料理をふるまってくれるなんて驚きでした。

その翌日、不思議な会の当日。
閉店時間までは普段どおりでした。
閉店してしばらくすると、高級ブランドに包まれたマダム達が続々とやってきました。
(中には料理学校の学生さんかなぁという印象の方々もいました。)

その不思議な会のメインはオーナーのNYでの活動報告会のようなものでした。そして最後にオーナーとの写真撮影があるのですが、それがなんとも言えない光景で、今でもハッキリ覚えています。

写真撮影に順番などなく「じゃぁ、次は私」と自ら前にでる方式でした。
専門学生と思われる方々や「一般人」のくくりの方々は写真を撮って、オーナーと言葉を交わし、そそくさと帰っていきます。

残るのは、ブランド品を身にまとったマダム達です。
たぶん不思議な会の常連なのでしょう。。。
声をかけずとも、次は誰、その次は誰と決まっているようでした。

ここまでくると、オーナーも先ほどまでの業務的な挨拶ではなく、ひとりひとり「何々様、お久しぶりです。ありがとうございます」と丁寧に会話をしていました。(まず、そこにガックリしました。)

そしてその不思議な会ではシャンパンが提供されていたので、みんなほろ酔いでした。その光景は、まるでホストクラブでした。
(ここで第2のガックリ。)

最後に残ったのは60代ぐらいの、ボスのオーラを放った女性でした。
ボスとオーナーはとても親密な雰囲気で二人の世界ができあがっていました。
マダム達はそれぞれ手土産をオーナーに渡していたのですが、ボスが手渡したものはすごいブランド物のようで、その場に残っていたマダムから「○○さん、すごーい」という声があがっていました。

銀座エリアにある高級洋菓子店。
大口の常連様を大事にしないとやっていけないのかもしれません。
(実際にこの不思議な会も、3時間ほど、シャンパン飲み放題、新作ケーキ試食付きで3万円ぐらいだったと思います。。。)

それでも私は、先ほどそそくさと帰っていった専門学生にも優しくしてあげて欲しかったし、ちゃんと心から会話をして欲しかったです。
学生さん達がどんな思いで3万円を用意したのか。
オーナーと会うのをどんなに楽しみにしていたか。

現実を見た気がして、この日の帰り道は複雑な思いをしました。
この不思議な会をきっかけに、
「ここは私の居場所じゃないかも」
と思うようになり、そのあとで店長との一件があったので
辞めようとくぎりをつけるのは早かったと思います。


私は将来、有名になりたいわけでもないし、なるとも思いません。
でも、万が一超有名になったとしても、お客様はみな平等に感謝の気持ちを持ち続けたいと思います。

これで、この有名洋菓子店でのお話はおわりです。
結果的に苦い思いをして退職しましたが、色んな世界を見れた気がしました。
「無駄な経験はない」正にその通りだと思います。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
皆様の明日がすてきな1日になりますように。
みき
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