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DANRO卒業生インタビュー「気づいたら大きく変わっていた、不思議な体験でした」

人と人とのつながりの中には、”目には見えない温かさ”がある。その温かさが増し、循環する時、きっと、世界は今よりもっと明るくなる。そんな創業者の想いから生まれた『深いつながりを紡ぐ、実践型対話スクールDANRO』の1期生が10月12日に最終講義を迎えました。卒業生へのインタビュー記事を、数回に渡り書いています。

第5回目は、ピラティスインストラクターのEriさんにお話を伺いました。不思議ですが、DANRO受講生のみなさまには「どんなインタビューであっても受け入れてもらえる」という安心感があり気負わずにお話できるんですよね。今回もEriさんに「インタビューする」というより、深いお話を楽しませていただいたという感覚でした。


フリーランス「自分で」選ばれるためには?

ーEriさんはピラティスのインストラクターをされているということですが、いつからフリーランスとして活動されるようになったのでしょうか?

Eriさん:今年の1月からですね。ピラティスのインストラクターはさまざまな人がいて、その中で「自分で選ばれる」にはどうしたらいいんだろう?そもそも、私らしさってなんだろう?ということをずっと考えていました。

元々コーチングに興味があって創業者のHiroさんのインスタをフォローしていたのですが、その関係でHiroさんとお話しさせていただく機会があって。

ーそれがDANRO参加へのきっかけとなったんですね。

Eriさん:ちょうど自己肯定感の低さも認識し始めたところで。フリーランスでは自分が商品となる中で、やっぱり自信を持って進んでいきたいなという気持ちもありました。

ーそうなんですね!Instagramを見させていただいて、自己肯定感が低かったように見えないので驚いています。

Eriさん:私自身も実は自分で低いと思っていなかったんですよ(笑)でも、仕事面もそうですし人間関係の話をする中で、仲の良い友達に言われることがあって「あ、そうなんだ」と思ったという感じです。

ーその時の自分を今振り返るとどうですか?

Eriさん:思い入れが強いものに対しては特にそうだったな、と思います。「失敗したくない」とい想いが強かったですし、自己犠牲的な側面も持っていたなと感じます。

自分を大切にするって、どうやって?

ー仕事や好きな人のためなら自分が多少辛くても構わないという感じでしょうか?

Eriさん:そうそう!それももう、麻痺している感覚でしたね(笑)「自分を大事にする」って何?という感じ。よく聞くし、頭では理解できるけどどう実践したらいいのか、どうしたらそんなふうになれるのか全くわかりませんでした。

ー今はどうですか?

Eriさん:うん、そこがやっぱり一番変わったかもしれない!自分の感情への感度が圧倒的に高くなったと実感しています。特に日常でモヤモヤとかイライラとかすることに対しての感じ方が大きく変わりました。

ーネガティブな感情に向き合えるようになったんですね

Eriさん:そうですね。単純に「イラッとした、モヤッとした」で終わらないで何に対して?を自分に問えるようになった。現実は何も変わっていなくても、自分の心の中が分かるだけでもこんなにスッキリするんだ、という気づきがありました!
自分に共感してあげられるようになったんです。

人に寄り添うのは得意だったけど、自分に寄り添うのは苦手だったんだなぁと今振り返れば感じます。


変化はグラデーション

ーこのDANROでの2ヶ月間、何を通じて変化したと思いますか?

Eriさん:何で変わったんだろうと考えると……なにかのきっかけがあったというよりは、グラデーションだなって。何か具体的な出来事があって変わったというよりは気づいたらものすごく変わっていたんです。

ーグラデーション!徐々になんですね。

Eriさん:正直最初の数回は、これでなにか変わるのかな?という不安や焦りはあったんです(笑)でも、終わってみたらものすごい変わってた!

講座でも特別な何かを話すわけではないけれど、フィードバックをいただくことや人の話を聴くこと。小さな実践の積み重ねで、自分を発見していったような感じですね。

今までも自己啓発のワークをしてみたり、単発のコーチングを受けたりしたこともあったんですが、頭では理解できる、理屈では分かっても心と身体がおいつかないという感覚でしたから、DANROでの経験は不思議な体験ですね。


ーDANROでの驚きなどはありましたか?

Eriさん:対面で会ったことない人と、こんな腹を割って話せるんだ!という自分への驚きが大きかったです。私は第一印象がクールに見られがちで、自分自身でも壁を作ってしまうことがあるタイプだと思っていて。
どうすれば仲良くなりたい人たちと距離感を縮められるのか悩んでいました。

そんなことをコミュニティメンバーの方との対話の中で話したんですが、「でももう、できてますよね。こうして対話をしたいと思う人に、Eriさんから積極的に声をかけてくださっているんですから」とおっしゃっていただいて、「本当だ!」と驚きました!

壁を作っていた自分も間違いなくいた。でもその一方で心を開くことができる自分がいたということに気づけた瞬間でしたね。

ー自分のことを一つの側面ではなく、色々な角度から見られるようになったんですね。

Eriさん:そうなんです。それは一人では難しくて。相手の方の話を通じての気づきもたくさんありましたし、相手の理解にもつながりました。

メンターや講師たちが心理的安全を作るのが上手なひとたちだったから、そこの安心感があったんでしょうね。受講生もみんな覚悟を決めて、何かを得ようと思って参加している人たちで。前向きに捉えている方ばかりだったから、何を言っても大丈夫!と思えました。

ー腹を割って人と話せる時間、大人になると特にあるようでないですよね。

Eriさん:はい、かなり貴重な時間でした。2ヶ月間でその時間をたくさん持てたんだなぁと感じています。

ー全面的に信頼している人と、さぐりさぐりの相手では心の開き具合が違ってきますね!

意外な自分を発見!今、対話を生かしたい方向性

ーでは、これからどんなところにDANROの学びを生かしていきたいですか?

Eriさん:講義終了後1ヶ月経った今は、「習慣的に対話の時間を作りたいな」という気持ちを持っています。やらないと忘れてしまうこともあると思うから。一度学べばマスターできるかというとやっぱりそうではなくて、積み重ねだなと思うので反復練習していきたいですね!

ーDANROでの学びをこれから意識として持ち続けていこうという。

Eriさん:そうですね!やっぱり何かあれば、対話に立ち戻っていきたいと思っています。自分との対話もそうですし、人との対話もそう。今もインタビューでありながら麻衣さんと対話をしていると思っています。仕事はもちろん、対人関係全てに使えるものだと、心から感じていますね。

ー元々は仕事に生かしたいと参加されていましたが、今の気持ちはどうでしょうか?

Eriさん:
今はむしろ、家族やプライベートなどまずは身近な関係性に対して活かしていきたいという気持ちですね!というのも、DANROを通じて、今まで大事なものから目を背けていたのかもという気づきがあったんです。

やりたい仕事をやってきて、どちらかといえば仕事に対する満足度は低くなかったんです。でも、私は仕事だけじゃなくて、家族や友人と過ごす時間、プライベートで実現したい夢を、本当はもっと大切にしたいと思っているんだと、気づくことができました。

ーEriさんのお話を聞かせていただいて、DANROは「暖炉」なんだなぁと実感しています。DANROでの学びを通して今後一生、薪を焚べながら心のともし火を絶やさないように大切にしていけるものなんだなと。

Eriさん:確かにそうですね!DANROでみんなに薪を焚べてもらっていた感覚です。薪を入れないと火って消えてしまうけど、入れればまた燃える。みんなの心にもそういう暖炉があるんだなと思います。

先生ではなく「伴走者」でありたい

ー元々コーチングに興味を持たれていたEriさんですが、イメージしていたコーチングと比べてどうでしたか?

Eriさん:コーチは「答えを言う人」ではないんだなという気づきがありました。内側の声を発掘する作業をサポートしてくれるような感覚です。DANROの講師陣やメンターは、いい意味で先生とは違う。「伴走者」に近いイメージです。

ー先生は答えを持っていて、そこに導くイメージがありますよね。

Eri:特に日本の教育ってそうですよね。お稽古事にもそんな側面があるように感じます。人から相談される時にも「アドバイスしなきゃ、いいこと言わなきゃ」って無意識に思ってしまっている部分があったなと。そうじゃなくていいんだと思えたこと、やっぱりこれは仕事にも生きていますね。

ー正解を言わないとと思ってしまいがちですが、正解はないから難しいですものね。
Eriさん:そうなんですよ!ない(笑)特に私の職業柄、「インストラクター」だから答えを言わなきゃ、だったり聞かれたことに対して専門家らしいこと言わなきゃ、みたいなところがありましたね。

でも、素直に自分が思ったこと、感じたことを伝えればいいんだと思えるようになったのが大きい。私も先生ではなく「伴走者でありたい」と今は思っています。

ー素敵です。シンプルでいいんですね!

Eriさん:シンプルに生きられるようになりましたね!それって意外と難しいことで。自分を守るためにいろんな鎧を纏っているんだなと。

ーDANROの温かさで鎧が脱げる。

Eriさん:本当に、そういう感じです。私、許せないことが多かったんだなと思う。でも、理由が分かると許せるようになる。心が軽くなるとフットワークも軽くなるのを感じています。

ー最後にメッセージをお願いします。

Eriさん:みんな日々、思考することは多いと思うんですよね。私も含め。感じることを日常生活では忘れがちなのかも。前職(人材系の会社)では特にロジカルが求められていたので、より一層自分の感情には特に鈍感になっていたところがありました。感じないようにならざるをえない、そんなところがあるように思います。

過去の私のような人には特に、「感じる」ことを思い出してほしいですね。

ーEriさん、ありがとうございました!


Eriさんについて

ピラティスインストラクター
人材系の会社勤務から、副業期間を経てフリーランスへ。大阪でピラティスのインストラクターとして活動中。「一人ひとりと向き合う」レッスン。Eriさんのインスタグラムはこちら。

DANROについて


深いつながりを紡ぐ、実践型対話スクール。「温まると、輝き出す」をコンセプトに、個と個がダイレクトにつながることで、「人生最高だな」と感じられる光り輝く人で溢れる世界をビジョンに掲げる。
▼ 対話スクールDANRO 創業者の想いはこちらhttps://note.com/danro_dialog/n/n4bca9c1cae0f


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インタビュアー・記事/山中麻衣
フリーライター・西洋占星術師として活動中。企業様から個人事業主様まで「言葉と文章の魔法」を必要としている人のお手伝いをしています。背中を押されたり、ほっとしたり。そんな気持ちを感じていただけたらと思い日々文章を綴っています。公式Instagramは<こちら>


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