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DANRO-創業への想い-

人と人とのつながりの中には、”目には見えない温かさ”がある。その温かさが増し、循環する時、きっと、世界は今よりもっと明るくなる。

そんな想いから『深いつながりを紡ぐ、実践型対話スクールDANRO』は生まれました。

今回はその発起人であり、代表を務めるHiroさん、小原和花さんに、DANROに込められた想いをお話し頂きます。


【 つながりが、はじまり。】

2021某日、Hiroさんが運営する深-Shin-にて。(左)小原和花さん(右)Hiroさん

ーDANROのはじまりでもある、”おふたりの出会い”について教えてください。

和花:きっかけは、Hiroさんが行うインスタライブ「多様な生き方に出会う旅」でした。いち視聴者であった私は、Hiroさんが醸す雰囲気や、取材相手への想いの深め方、光らせ方に惹かれてしまったんです。

「人生にハイライトを。」HiroさんのHPにそのコトバを見つけた時、図らずとも同じ想いを持っていた私はビビッと来ました。『この出逢いを、偶然ではなく必然にしたい』そう思い、Hiroさんのファミリーコーチングを受けたことからはじまりました。


Hiro:最初は普通にセッションをしていたんですよね。なので、忘れもしない2021年10月10日、DANROの素案となるアイディアを和花さんから頂いた時は驚きました。”なんで僕なのか?”純粋に疑問もあり、思わず聞いてしまいましたよね。

でも、プレゼンを聞き終えた後「おもしろい!」そう思ったんです。ちょうどその頃、コーチングやコトバという”光”を使って、その人だけの光(=想い)をもっと輝かせるために、活動の幅を広げたいと思っていました。和花さんの『光は、はじまり』という想いと共鳴するものがあり、一緒に歩み始めることにしたんです。


和花:DANROの『心が温まると、輝き出す。』は、お互いの大事にしている想いとつながっているんですよね。

和花さんからHiroさんへ送られた40枚を超える企画書(一部抜粋)


【 なぜ対話なのか? 】


―Hiroさんはコーチングを、和花さんはブランディングを軸に活躍されているイメージですが、なぜ”対話”に特化したスクールをつくることになったのでしょうか?

Hiro:今思うと、”対話”というキーワードは、考えはじめた時から出てたんですよね。

和花:確かに。一緒にサービスを創ると決めてから、私たちは、これから築くサービスで何を実現していきたいのか、どんな人のために、何をしたいのかをずっと考えていました。

私が最初に思い浮かんだのは、『自己効力感はすごく高いのに、いざ自分のことになると人と比較してしまう人』の姿。自分の事を愛でられる時間が、日常の中にほんの少しでも増えたら良いのに…。そうしたら、1年後、10年後に見えるものが違うのでは?と思ったんです。

”みんなの日常に色をつけたい”そう考えていました。


Hiro:ちょうどその頃、映画『ディア・エヴァン・ハンセン』の話をしていたんですよね。それを映画館で観た時、日常の話を聞いてもらえる場所ってすごく少ないなと思ったんです。

あの自殺してしまった男の子は孤独で、自分の話を友達にも聞いてもらえない、家族にさえ聞いてもらえない。じゃあ、一体どこに聞いてもらえる場所があるんだろうって。

カウンセリングとかコーチングは、確かに話を聞く場所ではあるけれど、もっと身近にそんな場所があれば救えたんじゃないかと思ったんです。自分のことを聞いてもらえる場所があること、自分が主役である時間があることって、すごく大事だなって。


和花つながるって、生きる希望なんだと。DANROが、最初から一貫して大事にしている想いでもあります。


Hiro:だから、最初は(例えばカメラマン、美容師など)なにかサービスを持っている人とエンドユーザーをつなぐマッチングサービスを考えていました。つながる方法として、プラットフォームやサブスクを考えてみたり。

でも、その状況にはすでに対話が生まれていて、その人の話を聞いてもらえてる状態だと気付きました。それなら、すでにあるつながりを通して、そこでより心を温められたら良いのでは?と。じゃあ、私たちはサービス提供者の人が”対話”を学べる場所をつくろうと思ったんです。

ー「会話」や「コミュニケーションスキル」ではなく「対話」なんですね。

Hiro:僕は、対話とは”深さ”だと思っているんです。会話という日常的なものよりも、もっと本気で向き合うからこそ、お互いのことを深く知ることができる。その人が、自分の本当の心にたどりつける手段なんだと。


和花:”深さ”と違う表現をするなら、私は”温めるもの”だと思っていて。誰かと対話することで自分の想いに触れ、心が、身体が温かくなる。そうすると、自然とまた次のアクションを起こしているんですよね。

DANROのMISSIONにある『+ACTION』とは、他者が行動を促すものではなく、温められることで自ら行動しはじめるということ。このサービスもまさに、Hiroさんとのつながりが、対話によって深められたことで自然と動き出し、生まれたものなんです。

ーおふたりが対話を重ね、大事にしているものを共有されたからこそ、このDANROというサービスを共創することができたのですね。改めて、DANROとはどんな場所なんでしょうか?

Hiro:暖炉を囲い、人が温まるように、「対話」を通して相手(お客様)だけではなく自分の人生も温められるようになる場所です。

例えば、美容院には定期的にみなさん行かれますよね。その時「髪を切りたい」→「自分の理想とする髪型になった」これだけでも心は満たされて、来店前より変化が起こると思います。

でも、この時もし、施術に加えて自分のことを話す時間があったら?そして、それが「会話」ではなく「対話」だとしたら?

「理想の髪型になった」だけでなく、「自分の想い」に気付くことで、その後にワンアクションが加わる。より、その施術の時間に心満たされ、終えた後にも変化が続いていくと思います。


和花:美容師を例にあげましたが、何かしらの技術をサービスとして提供している人みなさんに共通することだと思うんです。

「スキル(技術)」と「対話」を掛け合わせることによって、”あなたに会いたい”と言われる人になる。

”自分という存在が暖炉となり、相手のなかにある火種(=想い)をより温めることで、お客さんという関係性を越えた人と人とのつながりが深まり、そして、広がっていく。対話という見えないものにこそ、本質的な価値があると信じています。


【 DANROの先に見える世界 】


―最後に、このDANROの価値観が広がった後は、どんな世界が待っていると思いますか?

和花:そうですね。みんな、生きている実感をより濃く感じていると思います。これからの時代、「何者であるか」よりも「何を想う者か」が大事になってくる。その時、『心が温まると、輝き出す。』この言葉通り、自分を理解し、自分の可能性にワクワクできれば、自分の人生最高だなと感じることができるはずだから。

DANROを通して、そう実感できる人が1人でも増えていると思います。


Hiroさん:僕も、シンプルに「毎日が楽しい」って思える人が増えていると思っています。いろんな場所で対話を重ね、自分を理解できている状態。それは、本当に好きなこと、やりたいことが分かって、ワクワクしているということだから。

なにが正解か分からなかったとしても、自分軸を持ち、進んでいる瞬間さえもワクワクできることが、その積み重ねが、幸せにつながっていると思います。自分の人生を、深く味わえる人にあふれている世界、それが、DANROの先にあるものだと信じています。

━━インタビューを終えて…


今回、おふたりのお話を聞いて『対話とは、つながりであり、温かさであり、循環するもの。』なのではないかと思いました。そして、このDANROには、今日を、そして未来に向かって歩みを進めるための、本質的な幸せの要素が詰まっている。そう確信しました。

感覚的なことを言葉で表現する時、とても抽象的で、曖昧に聞こえてしまうことがあります…。でも、DANROにいると間違いなく、温泉に入っているような、じんわりと、身体の芯から温かく、熱くなるんです。それくらい、対話とは、相手のためだけではなく自分のことも深め、温められるものなんだと、私自身DANROに触れることで実感しました。

この場所なら絶対に、自分のなかにある火種(想い)を温める感覚が、その温度の広がりを、身をもって知ることができる。ぜひ、1人でも多くの人に触れに来て欲しいと思います。 (インタビュアー/記事:廣田 彩乃 )




2023年1月、2期生開講予定!

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Hiroさん(棚橋 浩之|Hiroyuki Tanahashi)DANRO inc. 代表 
Nomad Life Designer(Coach, Interviewer)
「自分らしい魂たちが、ワクワク輝き飛びまわっている世界を」をVisionに掲げ、コーチングやインタビューなどの対話を通じて、理想の人生を描く支援を行う、ノマドライフデザイナー。Instagramはこちら

和花さん(小原和花|Waka Ohara)DANRO inc. 代表/
ブランディングプロデューサー(GAME CHANGER代表)
コトバを通して、「見えないものを、魅せる」を信念に、企業・個人ブランディング、イベント企画・プロデュースを行う。Purposeは、自分の可能性を信じ続けられる人を増やし、COLORFUL POWERFULな世界をつくること。Instagramはこちら

廣田彩乃(Ayano Hirota)インタビューライター
「今ここにいるひとりひとりの 今ここにある想いをつなぐ」人生の節目にこれまで歩んできた軌跡を振り返り、大切にしてきたものに気付くことで、今を愛おしむことができる。今しかない感情を言葉に遺し、未来の自分へ、届けたい人へと繋いでいます。( 公式note はこちら)

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