書けない病気

小説が書けない。いつもそうだ。頭の中がぱつんぱつんで、苦しいのにも関わらず、いざ書いてみようとすると全くできない。小説を書こうとする頭と、こうしたいと思う脳がどうやら違うみたい。それをどう繋げたらいいのかが、分からない。指南書をよんでも、カチカチな頭になるだけで、まったく自由がなくなって、余計に書けない。やわやわな頭で書くと意味不明な言葉が並ぶし、書きながらどこかに脳がイッテしまうような感覚に陥る。わたしには才能がないんだろうかと、小説を書こうとしては落胆し、しかしながら頭にはこんなにも書いてみたいことがあるのにと思う。悔しいし情けないし、なんだか苦しくて孤独だ。わたしは、又吉直樹が書いた劇場をよんで、とてもやる気が湧いた。あんな文章を書ける人がいる時代に生まれてて良かったなって思った。心のどこかが救われたから。ああいう気持ちになれるなら、ああいう気持ちを生み出せるならば、小説や文章を書く意味は大いにあるだろう。評価を気にしない人なんていないんじゃないか。でも、他者の視線を意識しないと、伝わらず届かない。何もかもがバランスだと感じている。身体や頭や感覚とのバランスをうまくとれば、きっと小説だって上手に書けるだろうし、ビジネスだって上手くできるのだろうし、友情を固く結べたりするのかな。悩むのが趣味なんでしょと投げ捨てるように言われた過去が頭をよぎる。なんとか這いつくばってでも、書きたいものを、小説を書きたいと思うのだった。

#エッセイ #コラム #日記
#書くこと #文書 #小説
#行き詰まり

ここまで読んでいただきありがとうございます✨感想などコメントもらえると嬉しいです❗️サポートをして頂けたらとても励みになります(*^^*)よろしくお願いします♪