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クリープハイプの隠れた名曲「君の部屋」の歌詞考察

最近クリープハイプの「君の部屋」という曲の歌詞がよく頭をよぎる。

例えばこんな個所

もう俺にはこれしかないんだと意気込んで歌うけど
君が稼いできたお金でノルマを払って今から帰るね

頑張るけれど認められず、結果が出ない自分が悔しくて情けないっといった心境だろうか。

尾崎世界観の鋭く毒づいた表現がたまらなく好きなのだけれど、この曲の出だしも大好きだ。

きっと死んだら地獄だろうな
でも天国なんかないしな

なんだかこの出だしは凄くロックだし、悪い奴って感じがする笑

君が飼ってたあのブサイクな犬は今でも元気ですか
ずっと懐かなかったなぁ本当のことは見透かされてたんだ

好きな子にわざと悪口を言って気を引く男子のよう。そうして、したたかに擦り寄ろうとしていた犬にその気持ちを見透かされていたというのと、彼女に自分のことを見透かされていたというのと、彼女と自分の本当の関係を犬に見透かされていたのとか、色んなことが見透かされていたんだろうなぁと想像できるのところが好き。

誰にも言えない秘密のインターフォンを
あの時たしかに僕は押しました

これも大好きな表現。別れてしまって、それは必然だったとも言えるのだけれど、でも、かなり近づいた時があったということが想像できて、男女の関係の近づいたり離れたりの奥行き感が出ていて良いなぁと思う。

この曲は、別れた彼女に向かって書かれているのだけれど、毒づきながらも凄く人情に溢れていて好きだ。もうきっと恋愛関係には戻れないのだけれど、一緒にいた時のことを思い出すとたまらなく愛おしいというような気持ちを感じる。素朴で日常に溢れる幸せも感じさせられるアコギ中心のメロディも好き。

最新のツアータイトルもこの曲からつけられていて、大事にされている曲なんだと感じる。2020年のクリープハイプの中でひとつのテーマになる曲なのかなと思っている。もちろん私にとってもそうだ。

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