[報告]「生理のこと気軽ni学ぼう2022」2022年6月25日(土)
「生理のこと気軽ni学ぼう2022」は、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)に関する啓発を行うことで、女性特有の生理等の健康面に関する正しい知識と理解を広め、地域や労働の場等で自分らしく活躍できる環境づくりを促進することを目的に開催しました。昨年に引き続き、誰でも気軽に参加していただけるよう事前申込みなしの入退出自由なイベントとして実施 しました。
まず、14時からは、ソフィ「みんなの生理研修」の動画鑑賞。
内容は、女性の身体や生理の基礎知識、月経困難症などの病気の話、病院受診の重要性などで、「知っていると思っていたが、知らないことも沢山あり知識が広がって良かった」「子どもに知ってほしい内容が網羅されていてよかった」などの感想が寄せられました。
つづいて、15時からはトークセッション。フリーアナウンサー原田裕見子さん、「知っておきたいアレのこと あなたとわたしの生理読本」製作者の杉山弥鈴さん、はままつの生理を学ぶプロジェクトの発起人であり、当協会(NPO法人浜松男女共同参画推進協会)の理事長の道喜(どうき)道恵の3人です。
原田さんは、アナウンサーとしてどう生理と付き合ってきたかなどご自身の体験を話されました。原田さんのお話は「仕事と生理」について考えるヒントがありました。
杉山さんは、生理読本の制作秘話を交え、生理についての正しい知識を持つことの大切さを訴えられました。
杉山さんの本はとてもわかりやすく生理のいろはが書かれており、子どものためにさりげなくトイレにおいているスタッフもいます。
道喜からは、昨年から始まった「はままつの『生理』を学ぶプロジェクトについて話しました。浜松市における「生理の貧困」や、生理にまつわる不安や悩みを抱える女性たちの現状がわかりました。
その後、3人でのフリートークがあり、それぞれの立場から気軽に生理について、フロワーの人たちを巻き込みながら話を進めていきました。
トークセッション後は、原田さんが協力企業さんたちのブースをインタビューを交えて、紹介していきました。これら一連の様子は、インスタでも配信していました。会場には、生理用品展示、協力企業ブース、生理や女性の身体に関する情報やイベント参加者さんからのメッセージの掲示、生理や女性のカラダに関する図書コーナーを設置しました。
特に生理用品展示コーナーは、皆さん興味深々。
月経カップや経血ショーツ、月経ディスクなど新しい生理用品を含め多彩な生理用品に実際に触れることで、参加者同士でも「これいいですよ!」「こんなのがあるんだね!試してみたい」「スポーツ用を子どものために買ってみようかな?」と話が盛り上がっていました。
協力企業のブースでは、杏林堂薬局さんは専門家による健康相談、持田ヘルスケアさんやユニ・チャームさんは、最新の生理用品やケア商品を展示してくださり、それぞれ詳しくお話を聞くことができました。各企業さんともに様々な試供品を来場者に配っていただきお土産が沢山になりました。
今回のイベントには、小学生くらいのお子さんと親子で参加される方や男性の参加者も複数みえました。
「今後は子どもとオープンに生理について話ができそう」
「妻がこんな大変な思いをしていたことを初めて知った。これからは気遣っていきたい」という嬉しい感想をいただきました。
当日は、浜松市市民協働センター(はまこら)さんからも、学生ボランティアやインターンシップ生など、若い方々もイベント運営に関わっていただき、盛り上げてくださいました。
次回は、静岡文化芸術大学・碧風祭で「生理のこと気軽ni学ぼう2022」のイベントを開催します。日時は、11月6日(日)14:00~18:00です。