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モヤモヤで立ち止まる

\浜松ジェンダーラボ/⑧

浜松男女共同参画推進協会 理事 近藤佳美
[浜松百撰コラム] 2022年8月号掲載 (出所)浜松百撰

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大学生の女の子たちとジェンダーとキャリアについて話す機会があった。

「家事も仕事も縁の下の⼒持ち」という言葉に、共感する学生と共感しない学生がいた。共感する学生は「誰かがやることだし、そういう存在も必要だから」と言う。共感しない学生は「仕事にやりがいを求めているので、この言葉は補助的な感じがする」と言う。

彼女たちからは、「女だから」という性別による固定観念ではなく、「自分らしさ」を大切にした生き方を選択しようとする様子がみえた。

あいホールでの若者対象キャリア講座

ある学生は「自分が縁の下の力持ちの仕事を選ぶのは、女は支える側というジェンダーの思いこみがあるからなのか。自分らしい選択なのかがわからない」と言った。

はて、どうしたものか。

すると他の学生からは「やってみてモヤモヤしたらジェンダーの刷り込みではないか」との意見が。

「モヤモヤしたら立ち止まる」。
なるほど!そんなモヤモヤの使い方もありかな。

NPO法人浜松男女共同参画推進協会
浜松市を拠点に男女共同参画、ジェンダー平等、女性活躍推進などの課題に取り組んでいます。浜松市男女共同参画・文化芸術活動推進センター(あいホール)の管理運営を担っています。
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