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【読書感想】デザイン・メイキング152 デザイナーのラフスケッチ実例集を読んで

はじめまして!note初投稿になります。
株式会社ゆめみにてアートディレクター/デザイナーをしています小川段と申します!よろしくお願いします!

今回はタイトルにもあるように「デザイン・メイキング152 デザイナーのラフスケッチ実例集」を読んでの感想になります。

デザイン・メイキング152 デザイナーのラフスケッチ実例集の概要
127組のアートディレクター/デザイナーが実際に考えた、デザインの課題を解決した152のアイデア
国内の最前線で活躍しているアートディレクター/デザイナーが手掛けた152のデザイン作品と、その制作過程の中で作成されたラフスケッチ、アイデアメモ、カンプ、絵コンテ、企画書、モックアップ…などの実例を対で紹介する、圧巻の内容・量の見本帳です。
(Amazonより抜粋)

なぜ購入した?
当たり前の話なんですが、デザインって完成品ばかり目にしてますよね、
で、その完成品って「俺でも作れそう」って思っちゃいませんか?
しかし、そこに至るまで様々な試行錯誤を繰り返して、時には無理難題を突きつけられ、制限をかけられ苦しんで悩んで考えて作り出されています。
ラフのときからガラッと変わることもよくあり、ラフスケッチにこそその仕事に向けられた本当の思いや情熱がある、なんてこともよくあります。

この本を購入したのはそう言ったクリエーターの想いと、最終地点である完成品を見比べてどう変わっていったのかを見たい!と思ったからでした。

感想:とても残念
たくさんの作品のラフ→完成を見れてとても良いのですが、前提として10%程度の完成度(ラフ)と100%の完成品の基本2枚構成のため、途中であったであろう紆余曲折が見れなかった。
アイディアを形にしていくところ、50%〜80%あたりの制作過程が見たかったのに!!!
文章もほんの少しで、苦労話(こればっかですみません!)とかこだわりとかをもっと読みたかったーーー。
作品数も大切ですが、ひとつひとつの作品を掘り下げて、ラフからの変化や加えた工夫といったところまで見たかった。
中にはいろいろなパターンや段階を見せていくれたクリエーターもいて、そのページは目をギラギラさせながら拝見しました。
デザイナーの「ほんとはこうしたかった」みたいなものを見たかった

まとめ:それでも作品をたくさん見るのはいいことだ
この本はこれからデザイナーを目指す方や、興味のある方にとっては普段見れない、一線ではたらくデザイナーのラフを見れるめずらしい体験のできる本です。
ひらめき→デザインと帯にありますが、良いデザインにはひらめきは必須なんだと、改めて感じました。
本全体を通すと、ひらめきにもいろんなパターンがあることに気づきます、ぜひ弊社の若手デザイナーも一度目を通すように推薦しようと思いました!

デザインにひらめき(アイディア)を加えよう!


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