見出し画像

「何となく」は人間のいいところ

ご覧いただき、ありがとうございます。
國山 弾(くにやま だん)です。

以前、通っていた大学の教授が話していたことで、非常に印象深かったことがあります。

「何となく」は悪いことではなく、人間らしい感覚である

というものです。

確かに、機械的なものが何となく決断することはありません。
「何となく右です」
と言うカーナビはありません。

とはいえ、人間はある程度、論理的に考える生き物のはずです。

では、「何となく」はいつ発揮されるのでしょうか。

私が思うに、悩んでいる時の最初と最後です。

一目惚れ、という言葉があるように、最初の印象は重要です。
何となくあの人いいかも、と思ったところから関係が生まれたりするものです。
また、口で説明するよりも、体感する方がわかりやすいものもありますよね。
例えばApple製品、Apple Storeで触ったら急激に欲しくなったりしますよね。Appleは、人が何となく気持ちいいと感じるツボを押すのが上手いと感じています。さわり心地だったり、デザインだったり、ユーザーインターフェイスだったり。特にジョブズが「何となく」の感覚に敏感だったというエピソードは多く、iPhoneを思い付いたタイミングも、Microsoftがタッチペンのスマホを開発してるのを見て、何となく嫌だと感じたことがキッカケみたいです。

最後の決断が「何となく」ということもありますよね。
とある2つの商品で迷ってて、金額とかスペックとか、色々ロジカルに考え抜いた結果、最終的に何となく好きな方にしたことはありませんか?
なんだったら受験とか、就職とか、結婚とか、人生において巨大な決断だとしても、最後の一押しは「何となく」だったりしませんか?
それは、AIや機械には絶対にできない、人間ならではの直感だと思います。
そして私の経験上、その直感は大抵当たってます。

いかがでしたでしょうか。
当然、普段の生活では、ロジカルに考えることも大切です。
ですが、考えに考えた結果、最終的には「何となく」で物事を決めても良いと思います。多分、後悔することは無いと思います。
では、また。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?