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アーカイブ📖 片麻痺者の姿勢

平日勉強会のアーカイブ📖です。
勉強会+αの内容を文章化📝しています。
少しでも臨床のヒントになれば幸いです。

今回のテーマは片麻痺者の姿勢です。

多くの片麻痺の方は同じような姿勢をとっています。細かく見れば違うのですがパッと見は一緒です。なぜそのような姿勢になっているのかを紐解いていきたいと思います。

勉強会ではシリーズに分けてお話した内容で、以下の3つのテーマが含まれています。

片麻痺者の姿勢
片麻痺者の姿勢のなぜ?を考える
非対称性から動く

片麻痺とは

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中枢神経系の障害で、後遺症のことです。脳血管疾患後の後遺症ですね。
そのため、感覚器官や運動器官に障害や問題はありません。筋の萎縮や廃用症候群は二次的な障害です。
ここらへんのお話しはこちらを見ていただければと思います。

片麻痺では

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単純に考えると上下肢の麻痺であれば、運動器疾患のように松葉杖や片手片足での動きで対応できるのでは?と思いますが、そうは行かないのが片麻痺です。

上行性・下降性にも神経系は障害をうけ、運動制御と姿勢制御にも障害を受けます。そのため、上下肢のコントロールだけでなく、姿勢制御系まで障害を受けるので運動器疾患とは異なった片麻痺特有の姿勢に陥ります。
その片麻痺特有の姿勢が形成されていく過程と、その姿勢のデメリットについて書いていきます。

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