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✔️知識0から学べる会社で行う経理と財務とは

今回は、経理や財務とはどういったことをするのかを解説していきます。

まずは「経理とは」「経理の役割」「経理の業務」の3つの視点から経理について解説していきます。


【経理とは】


税金の違い


会社はお金を稼ぐために、日々いろいろな活動を行っています。

その企業活動に関する情報を「取引」として集め「簿記」という方法によって記録し、集めた数字を見て改善点を考えたり、年度の終わりに「年次決算」として財務諸表を作成したりもします。

会社を運営するには「今、どのくらい儲かっているか?」「どれくらいの資産があるか?」といった、会社のお金の動きを正確に把握する必要があります。

そこで経理により、その情報をタイムリーに提示することができます。


【経理の役割】


「商品を開発する人」「商品を売る人」「経理を行う人」「経営者」の4つに分けて経理はどういった役割を担っているのかを一連の流れにして解説します。


まず、商品を開発する人が仕入や商品の製造を行います。
次に、商品を売る人が販売やサービスの提供、それにともなう出張や会議などさまざまな企業活動を行います。
そして、経理を行う人が企業活動にともなうお金の動きを記録して、貸借対照表や損益計算書にまとめ、経営者に提出します。(ここが経理業務になります)
最後に、経理でまとめた決算書などから会社の売上や資産状況を経営者がチェックします。

つまり、経理はかなり重要な業務ということになります。


【経理の業務】


経理の業務としては、主に7つあります。


債権、債権者

仕入管理、買掛金の管理などです。


債権、債権者 (1)

売上管理、売掛金の管理、請求書の発行、領収書の発行などです。


債権、債権者 (2)

現金の管理、預金の管理、小切手の管理、手形の管理、経費の仕訳や精算などです。


債権、債権者 (3)

月次決算、年次決算です。


債権、債権者 (4)

減価償却などです。


債権、債権者 (5)

年末調整、社会保険料の計算と納付などです。


債権、債権者 (6)

源泉所得税の計算と納付、法人税の計算と納付、法人住民税の計算と納付、消費税の計算と納付などです。



以上が経理に関しての解説になります。

次に「財務とは」「財務の役割」「財務の業務」の3つの視点から財務について解説していきます。


【財務とは】


税金の違い (1)


そのため、財務の担当者は企業全体のお金の流れや収支を把握していなければいけません。

また、企業経営についての知識が求められます。

そして、企業が事業を展開するために必要な資金をどのように調達するかはもちろん、そのお金をどのように分配し運用するかなど、利益につなげる方法も考える必要があります。


【財務の役割】


商品を開発したり、商品を仕入れるのに、お金が必要になるのはもちろんのこと、営業や出張でも多額のお金が必要になります。そこで経理のまとめた帳簿や決算書をもとに会社の資金繰りや予算管理資金調達余裕資金の計画を行うことが財務が担う役割になります。

つまり、経理がまとめモノを元に財務が業務を行うということです。


【財務の業務】


財務の業務としても主に7つあります。


債権、債権者 (7)

お金の集め方や使い方を決定し、事業に必要なお金を企業全体に行き渡たすことが重要になるため、過去の売上や利益などを参考にしながら財務戦略を立て、経営者陣にわかりやすく解説し、理解を得ることが重要になります。


債権、債権者 (8)

各部署に分配したお金が適正に使われるよう管理することも財務の業務になります。


債権、債権者 (9)

必要な部署に必要な資金を分配するのも、財務が行う資金管理のひとつです。


債権、債権者 (10)

新しい事業を始めたり新しい設備を導入したりする際は外部から資金調達を行うことがあります

その際に、財務が自ら銀行に交渉して、融資の契約を結ぶ場合もあります。


債権、債権者 (11)

企業価値を高めて資金調達のハードルを低くすることも、財務の重要な業務の一つです。

つまり、経済的な視点から見たときの企業の魅力将来性を向上させ信用されることで、収益性や投資効率を上げることになります。


債権、債権者 (12)

内部統制とは、社内の業務を適正化する仕組みやルールのことで、コンプライアンスを遵守しながら会社の経営目標を達成することが重要になります。


債権、債権者 (13)

監査法人への対応も、財務が担当することになっています。

企業の財務状況に不正や問題がないか確認を行うことになります。


以上が財務に関しての解説になります。

最後に経理と財務の違いについて簡単に解説します。


〈経理と財務の違い〉

経理は、基本的に企業の収支など、経営活動の結果を記録することになり、そのお金を管理します。

一方、財務では企業が持つ全体のお金を管理すると同時に、経済的な視点から経営に関する提案を行い、そこに必要な資金を調達します

つまり、経理では会社から出ていくお金や、残るお金を算出します。(過去計算をすると考えていいでしょう)
そして、財務では今後の事業活動に必要なお金の計画を立て、足りなければ資金調達をし、余裕資金があればさらなる投資先を検討します。(未来計算をすると考えていいでしょう)


【まとめ】

今回は、経理と財務に関して解説してきました。

どちらの業務も会社を経営して行く上でとても重要になってきます。

地味な業務と思われがちですが、どちらも会社のお金に関わる業務で、会社の信用にも繋がってくるのでしっかりと行いましょう。

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