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買って良かった本 『秘密』について

こんにちは。ダメ大学生と申します。

今回は、買って良かった本について書いていきます。


立東舎さんの、”乙女の本棚” というシリーズの第16弾である、『秘密』という作品です。

谷崎潤一郎の短編小説である『秘密』と、イラストレーターのマツオヒロミさんのコラボレーションを楽しめる作品です。


谷崎潤一郎といえば、『刺青』や『痴人の愛』など、フェティシズムや男女の少し特殊な関係を描いた耽美な小説で知られていますね。(ちなみに今月の100分de名著は谷崎潤一郎スペシャルです。興味のある方は是非)

ネタバレになるので多くは語れませんが、『秘密』では「私」と女の奇妙な逢瀬が描かれ、読んでいると何故かドキドキしてしまうようなお話です。


また、イラストは溜息が出るほどに美しい。マツオヒロミさんは、かわいらしくも妖艶で、非常に魅力的な女性を描かれるお方です。オールカラーのコミック&イラスト集である「百貨店ワルツ」は、何回読み返したことか… 本作も小説にぴったりな素敵なイラストで、物語にぐっと引き込まれます。


小説としても面白く、画集としても最高なこの作品。読んでみてはいかがでしょうか。


ちなみに”乙女の本棚” シリーズとして、12月には谷崎潤一郎の『魔術師』が、イラストレーターのしきみさんとコラボレーションして、発売されるようです。

12月が待ち遠しいですね…

では。

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