ダメ社会人

ダメな社会人です。本を読んで、浅~~~い感想を書きます。

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最近の記事

『ギヴン』について

こんにちは、ダメ社会人です。 この春から社会人になり、すっかり趣味の時間が減ってしまいました。休日の時間と体力をなんとかやり繰りしながら、小説や漫画を読んだり観劇したりしております。 そんななか、9月1日にとある大人気シリーズの最終巻が発売されました。そう、『ギヴン』です。私が高校生の頃から追い続けている大好きなボーイズラブ漫画です。 ストーリーは、ロックバンド「ギヴン」のメンバーを中心にした青春群像劇です。 バンドや青春と聞くとキラキラしたイメージを持たれるかもしれ

    • ダメ社会人と申します

      ごきげんよう、ダメ社会人です。 今回はちょっとしたご報告です。 この春に大学を卒業し、社会人となりました。 改めて軽く自己紹介を。 趣味は相変わらず読書です。最近読んで面白かった本は、木原音瀬さんの『灰の月』です。まさかの展開が続いて、ページをめくる手が止まりませんでした。ちなみに小説以外にも、漫画・映画・絵画・音楽なども好きです。 就職後は、趣味に費やす時間や体力を確保できなくて困っております。学生に戻りたい…… 今後も面白かった小説などをゆるく紹介するつもりで

      • Twitterが永久凍結されている話(3月17日凍結解除)

        ごきげんよう。怒れる女、ダメ大学生です。 就活や卒論を終えて、大学卒業が間近になりました。 いつまでも学生でいたい!!!社会人にはなりたくない!!!!! と、取り乱しましたが、就職は2ヵ月ほど先なので見て見ぬふりをして、目下の大問題について書こうと思います。 Twitterが永久凍結されてしまいました…… この凍結騒動を記録するためにも、そして未だに凍結されている人間がいることを共有するためにも、永久凍結された経緯などを詳しく書こうと思います。 凍結されたのは2月

        • 『〈変態〉二十面相――もうひとつの近代日本精神史』について

          こんにちは、ダメ大学生です。 大学卒業が近くなり、学生という身分を手放したくないと嘆く日々を過ごしています。卒業論文の締め切りもだんだんと迫ってきているので、心の余裕がなくなりそうです。 さて今回は、そんな私が卒論の資料そっちのけで読んだ書籍を紹介します。 六花出版から出ている、竹内瑞穂+「メタモ研究会」の『〈変態〉二十面相――もうひとつの近代日本精神史』です。 内容を簡単に申し上げると、近代日本に現れた〈変態〉概念についての論文集です。 こうして「変態」という単語

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        記事

          「就職活動」なる、人生最悪のイベント

          ごきげんよう。ダメ大学生と申します。 かなり久しぶりの更新です。久々すぎてnoteの使い方が危ういです。 さて、時期は三月。私は、一年後に大学を卒業して職にありつくために、せこせこと就職活動をしています。 夏ごろから、なんとなく興味のある企業の説明会やインターンに参加し、冬あたりには早期選考にもエントリーしました。(しかし全く準備せずに面接に挑み、案の定ボロボロでした。どう考えても自業自得ですね。) 年明けからは本格的にエントリーシートを書き、これまで何社か選考を受け

          「就職活動」なる、人生最悪のイベント

          『親愛なるジーンへ』について

          こんにちは、ダメ大学生です。 皆さま、いかがお過ごしでしょうか? 私は課題に追われて、心の安定を失っております。大学生ってもっと暇な生き物だと思ってた…(これを毎年言ってる) さて、今回紹介したい本は『親愛なるジーンへ』という漫画です。(ジャンルはボーイズラブなので、苦手な方はここでブラウザバックしてください) 吾妻香夜先生の漫画で、『ラムスプリンガの情景』のスピンオフ作品です。こっちも最高なので是非。 いつもは小説についての記事を投稿していますが、どうしてもこの漫

          『親愛なるジーンへ』について

          『オーブランの少女』について

          こんにちは。ダメ大学生と申します。 大学の課題を提出した開放感から、急に好きな本について書きたくなりました。参考文献のためにあまり興味のない書籍まで大量に読み漁った反動でしょうか…? 今回は深緑野分先生の『オーブランの少女』を紹介したいと思います。デビュー短編集なのですが、私は読んだとき「すご!!なにこれ!?これで本当にデビューなの!???」と語彙力をなくして驚いてしまいました。 深緑野分作品は私のお気に入りで、今回紹介する『オーブランの少女』以外だと『戦場のコックたち

          『オーブランの少女』について

          『レモンタルト』について

          前回からだいぶ時間があいてしまいました。ダメ大学生と申します。 桜の季節も過ぎ、GWも終わってしまいましたね。この調子で行くと、気がついたら夏になっていそうです… 今回は長野まゆみ先生の『レモンタルト』を紹介したいと思います。 ざっくりと紹介するなら、死んだ姉の夫だった義兄と、弟である私のお話。私は義兄に、長いこと密かな恋心を寄せています。 ジャンルとしては、勤めている会社での少し変わった業務や、日常で起きる不思議な事件の数々が描かれた日常ミステリーものと言えるでしょ

          『レモンタルト』について

          『WELL』について

          お久しぶりです。ダメ大学生と申します。 大学のほうが少し忙しく、更新がかなり遅れてしまいました。 今回は、木原音瀬先生の『WELL』について書きたいと思います。 絶版になっていましたが、つい最近kindleで配信されるようになりました。 私も配信が始まってすぐ、kindleで入手しました。夢中になって読み、読後の興奮が冷めやらぬうちにと、深夜にこの文章を打ち込んでいます。 木原先生といえば、ボーイズラブや一般文芸のジャンルで活躍されているお方です。少々特殊な性格をし

          『WELL』について

          『コインロッカー・ベイビーズ』について

          こんにちは。ダメ大学生と申します。 今回は、私の気に入っている本を紹介していきたいと思います。 講談社文庫の、村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』です。 村上龍さんといえば、『限りなく透明に近いブルー』という衝撃のデビュー作も、大変有名ですね。『コインロッカー・ベイビーズ』も言わずと知れた、村上龍さんの名作です。 本の内容をかなりざっくり紹介すると、コインロッカーに捨てられていた、二人の子供を中心としたお話です。彼らがどう成長し、何に悩み、何に癒され、何を成し遂げるの

          『コインロッカー・ベイビーズ』について

          買って良かった本 『秘密』について

          こんにちは。ダメ大学生と申します。 今回は、買って良かった本について書いていきます。 立東舎さんの、”乙女の本棚” というシリーズの第16弾である、『秘密』という作品です。 谷崎潤一郎の短編小説である『秘密』と、イラストレーターのマツオヒロミさんのコラボレーションを楽しめる作品です。 谷崎潤一郎といえば、『刺青』や『痴人の愛』など、フェティシズムや男女の少し特殊な関係を描いた耽美な小説で知られていますね。(ちなみに今月の100分de名著は谷崎潤一郎スペシャルです。興味

          買って良かった本 『秘密』について