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99.99%の人がやらないと思うけど!マスクを外して仮面を付けよう!これからは仮面の時代だ

 先日、3度目の緊急事態宣言が出され、コロナとの戦いが長引いてしまっている現在。マスク生活も慣れてきましたが、マスクで楽しむファッションにも限界があると思いませんか。確かに、そのデザインはさまざまで生地も多くの種類から選べますし、最近はマスクに付けるアクセサリーも増えてきました。しかし、その形は想像の域を出ず、日々のファッションにマンネリが出てきており、そこにストレスを感じる方も少なくはないのではないでしょうか。

 そこで今回ご提案させて頂くのが、こちら(通販風)!仮面でございます!

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 いやあ、この提案は99.99%くらいの人が「No!!!」と言うのがわかってるのです。しかし、主張したい。いまこそ仮面を付けよう!

【仮面の魅力:能からアニメまで】

 人類史において、仮面が利用された場面は多岐に渡ります。神と人々を繋げるためのお祭り、超自然的題材を演じる能、外的から守るため防具としてのペストマスク、自分の人称を排除する為の衣装として扱われてきました。

 僕が仮面に魅了されたのは東京国立博物館に所蔵されている能面を見た時でした。その出来栄えから神秘的な雰囲気と畏怖の念を抱きました。それは人工物を通り越した、自然的な霊的な力強さをそこに見たからです。

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東京国立博物館所蔵『能面 万媚』17世紀頃

 調べを進めているうちに仮面の代名詞と言える”ペストマスク”に辿り着きます。なんだか不気味な雰囲気を醸し出すこちらの仮面はその名の通り、ペストから身を守る際に使用された医療道具なのです。映画やハロウィンの仮装でなんとなく見たことがあリましたが、医療に使われていたとは知りませんでした。

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パウル・フュルスト『医師シュナーベル・フォン・ローム』1656年

 14〜17世紀のヨーロッパ大陸ではペストが大流行し多くの死者が出ました。そして17世紀の医師が編み出したのがこのマスク。鳥のくちばしの様な部分に薬草などを入れて、ペストを殺す役割があったのだそうです。しかし実際には菌を死滅させる効果はなかったと考えられております。その様な背景もさる事ながら、その造形が美しく、かっこいい。僕のような厨二病はテンション爆上げです。 

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 お次は漫画とアニメで人気の『東京喰種』です。作中に出てくる人喰い種である喰種(グール)は人に顔を見られないように仮面を被ります。それぞれの人物にあった仮面を被り、彼らは闘うのです。その人にあった仮面とは、人物の見た目や性格を踏まえ、戦闘スタイルを加味した造形になっております。その為、兎に角かっこいい。以上。

【結局、何が言いたいか】

 コロナ禍において、人々は他人と対峙する機会が減り、外へ出てもマスクで顔を覆う事で自分を曝け出していません。これを悪い事と捉えず、その中でも自己表現としてファッションの中にマスクを取り入れていくべきだと思います。それは現在皆さんが想像するマスクの体でなく、より造形的に創造性が高い仮面に入れ替えていくのも面白いのではないでしょうか。さて、日本の街でどれ程の人々が仮面で普段から生活するようになるでしょう。では、自分用の仮面作りに戻ります。わら


仮面コレクターが自作で作られたサイトとそれに関する記事を載せておきます。


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