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【Vol.37】DRAW A LOT College Season2 まとめ・感想インタビュー!

こんにちは
DRAW A LOT Collegeです!

DRAW A LOT Collegeはクリエイティブの仕事だけで、まだ生活ができていないクリエイターさんに『クリエイティブで飯を食う』きっかけを提供すべく生まれたプロジェクトです。
(詳しくはこちら↓)


先日の最終コンペをもって幕を閉じたDRAW A LOT College Season2。講師の皆さんが色々な業界の裏側を語ってくださった特別講義や、20分で絵を描きかつ勝敗を決めるリミッツ、カレッジ生が参加しパフォーマンスを披露したコネクテッド・インク2021雪ミクコラボコンペ、街頭ビジョンコンペなど半年間で様々な取り組みを行ってきました。




今回はそんなDRAW A LOT College Season2のまとめ!


College Season2期間中にお仕事が決まったり、コンテスト等で入賞するなど「変化」を体験したカレッジ生たちにインタビューをしてみました!

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■カレッジ生 感想インタビュー

湊谷鈴

カプセルトイ販売開始!
4月・前向キウイ / 5月・クリームソーダパーティー / 6月・前向キウイ2

○ DRAW A LOT College Season2に参加した感想を聞かせてください

(湊谷さん)
悔しかったです。LIMITS Asian Championship 2022 Japan・日本大会の出場権をかけたコンペで二位だったのですが、一位と一点差で負けてしまって。自分はコミュニケーション能力と詰めの甘さが課題なのかなと思いました。(そういう)自分に対して悔しいなと思うし、他のカレッジ生の皆さんの画力を見ても悔しいと感じました。ただただ、悔しいなと。

ゆるキャラが自分の武器であり画風ですが、でもやっぱり人物も描きたいと思ってしまって。最終コンペでも人物を描いたのですが、青山Pに「今までで一番よい絵だった」と言ってもらえたのがとても嬉しかったので、人物もさらに上達していけたらなと思います。

○ Season2参加前と参加後で「変わった」と感じることを教えてください

(湊谷さん)
参加前は平和ボケみたいな感じだったのですが、Season2が始まるとコンペなどに参加することでそれに向けて「頑張ろう」と思えて平和ボケも解消できました。Season2を終えて、コミュニケーション能力を上げようと思いました。もっと勉強しなくてはと思います。

○ カプセルトイのお仕事が決まったことに対してどう思っているか、現在の心境を教えてください

(湊谷さん)
夢が叶う実感がわかないです。笑 商品の監修などもしているのですが、まだ夢心地で。嬉しいことだなと思います。実際に発売されているところを見たら、はしゃいでしまうと思います。笑 (お仕事に繋がったのはTwitterでのバズがきっかけだったので)Twitterのフォロワーさんにお礼を伝えたいという気持ちでいっぱいです。「あのキウイがカプセルトイになりました。お世話になりました。いつもありがとうございます!」みたいな感じですね。

(商品化に際して)キャラクターのロゴデザインを自分で考えなくてはならなくて、キャラクターデザインだけでなくその周りのデザインなども考えておいたほうがよいのかなと思いました。グッズができていく工程がよくわかったので楽しかったです。グッズ化を経験したことで今後は戦略的に作品を発表したほうがよいかもしれないと思いつつ、そこを気にしすぎても前より自由さを失ってしまいそうかなと感じています。これからも自由に描いていけるように、この経験から得た情報を頑張ってかみ砕いていけたらなと思います。


てばさき

マンガMee 新人賞受賞!

○ DRAW A LOT College Season2に参加した感想を聞かせてください

(てばさきさん)
とても勉強になりました。色々な企業や講師の先生方のお話を聞くことができたし、聞いたことを自分で試してみてとてもよかったと感じました。特に緒方さんのお話にあった漫画制作の練習は実践しているし、一番楽しかったです。VTuberのキャラクターデザインのお話も面白かったですね。あの講義では企業で実際に使われている企画書を見ることができたので、「こんな感じで企業の人は企画書を作っているんだ」と知ることができました。その経験から最終コンペで指示書を作成するときも「ああいう感じで細かく書いたほうがいいのかな」と意識が変わりました。

あと、カレッジ生を含め色々な人に出会えたなと思います。私とは悩みが真逆のカレッジ生もいて、「自分はここができないから絵が下手」と思わなくてよいのだと気づきました。「自分のできるところをどんどん伸ばしていけたらいいんだ」と。College以外でも展示会で知り合ったアニメーション作家さんのお話を聞いてコンペの指示書に活かすことができたし、この場を借りて「ありがとうございます」と伝えたいです。

○ Season2参加前と参加後で「変わった」と感じることを教えてください

(てばさきさん)
作品に対するスケジュール管理の意識が変わりましたね。リミッツ日本大会と最終コンペと通常業務の三つを同時進行していたときが「死ぬぞ」と思うくらいとても忙しくて。でもこの忙しいスケジュールはあえてこうされたもので、スケジュール管理の課題なのではないかと思いました。

最終コンペの作品は時間があったら別の作品になっていたと思います。時間は無限にないから、時間内にどういう作品を作るかという意識も変わった点だと思いますね。自分の力も出しつつ、手数を減らしてよい作品を作るにはどうすればよいかを考えながら作れたのではないかと思います。

○ 漫画で新人賞を受賞したことに対してどう思っているか、現在の心境を教えてください

(てばさきさん)
嬉しい……! 5作品目で入賞しました。やっとですね。先日、担当さんと初めてお話しました。実際にその場で働いている人に意見を頂けることがとても嬉しいです。道のりはまだまだ険しいですがやっと一歩掴めた感じがします。まだデビューが決まったわけではないので、次はデビュー賞をとりたいです。

College Season2の講義を受けて(漫画業界が)甘い世界ではないことがわかったし、それを覚悟してやっているので今後も頑張るしかないですね。講義で学んだ練習法を実践するうち、自分の描いた漫画の無駄なシーンを省くことができるようになってきました。でも、まだまだ省ききれていないのでもう少し練習しようと思います。


FF00FF-ink

ファーウェイ夏のイラコン2021 最優秀賞!

○ DRAW A LOT College Season2に参加した感想を聞かせてください

(FF00FF-inkさん)
Season1と比べると達成感があります。コネクテッド・インクに出場できたことが大きいです。今振り返ると、すごい体験だったのではないかなと思いますね。やりきれたなという気持ちが結構あります。Season1のときは「これで終わりか……」という気持ちがありましたが、今回のSeason2は円満に終われたかなと思います。

○ Season2参加前と参加後で「変わった」と感じることを教えてください

(FF00FF-inkさん)
他の人とコミュニケーションを取ろうとしました。カレッジ生のうるぽろさんの影響が大きいです。他のカレッジ生へ積極的にコメントを送ることなどで交流しているうるぽろさんの姿を見て、うるぽろさんほどではないですが私もSeason1のときより横の交流を自分からすることができたなと思います。そういう面で少しだけ成長したのかもしれないです。

あとは最終コンペで他のカレッジ生の皆さんの指示書を見てよいところを学べたので、コンペに対してどう作品を出せばよいのかという点は参加前よりよくなったと思います。「相手はこういうところを見る」ということが前より知れました。最終コンペ後は考え方が変わりましたね。それまではテーマに近い自分の描きたい絵をパッと思いついたまま描いて「(コンペの結果)ダメでした」みたいな感じだったのですが、最終コンペ後は少し真面目に分析するようになりました。コンペに出す絵に関して言えば、参加前ほど自分勝手な絵は描かなくなったかなと思います。「当てはめ力」が高くなったかもしれないです。

それから絵を描くのが早くなりました。リミッツとTwitterに毎日投稿しているイラストの影響だと思います。力を入れるところと抜くところの判断が前よりできるようになった気がしますね。リミッツは見せるところしか描く時間がないのでトレーニングになったなと思います。

○ コンテストで最優秀賞を受賞したことに対してどう思っているか、現在の心境を教えてください

(FF00FF-inkさん)
(最優秀賞に選ばれるとは)全然予期してなかったです。自分が色々なコンペに出した絵で「これはよかった」「これは、うーん……」という感覚があるのですが、このときの絵はどちらかというと「うーん……」と思っていた絵でした。なので、意外と高評価を頂いてびっくりしてしまいましたね。

(審査員のコメントで)発想を褒められていたのですが、自分的には陳腐な発想だと思っていたので意外と自信を持ってよいところなのかなと思いました。自分の中で「このコンペはいけたな」「いけなかったな」という感覚があって、このときは「ダメだな、忘れよう」と思っていたら最優秀賞を頂けたのでコンペって難しいなと改めて思います。それくらい自分の中では意外な受賞でした。自分の審査基準と全然違うところを人は見ているのだと実感したので、人に絵を見せるって大事だなと改めて思います。

とにかく「見てもらう人を増やさなきゃ」という焦りみたいな思いがずっとあって、頑張って平日は毎日Twitterに絵を投稿しています。もっと私を知ってもらいたいので。Twitterフォローしてください!笑


うるぽろ

「鎌倉殿×13のゆかりの地 木曽義仲最期の地をめぐる」特設ページにて
5人の武将イラストを担当!

○ DRAW A LOT College Season2に参加した感想を聞かせてください

(うるぽろさん)
とても楽しかったです。イラストレーターはひとりで作業をすることが多いので、みんなで同じことをするというのは貴重な体験でした。ワクワク感もありますし、ひとりでは得られない緊張感もありました。(オンライン講義などで)みんなで集まって話すのも刺激があって私はとても楽しかったですね。
自分以外のカレッジ生の皆さんがどういう人となりでどういうイラストを描いているのかなどが回を重ねるごとにわかってきて、そんな皆さんの思いが乗った作品を見ることができたこともとても楽しかったです。

DRAW A LOT College Season2では、リミッツ・雪ミク・街頭ビジョンと3つの制作課題がありました。それらがそれぞれテイストの違う課題だったのですよね。想定しているクライアントさんだったり制作スタイルであったり「何が求められているのか」がバラバラだった。ずっと似たような課題が続くと「この分野苦手だな……」というものばかり続いてきつくなったり、反対に評価される人も固定されてしまったりしたかなと思います。課題のテイストがバラバラだったおかげで「自分はこういうテイストが得意なのか」とわかったかなと思いますね。色々なテイストにチャレンジできたのがとてもありがたかったです。

あと「どんな課題でも自分の制作スタイルに持っていく」ということはリミッツに詰まっていたなと気づきました。苦手なワードや組み合わせが来ても自分の作風に持っていく練習をリミッツでしていく中で、他の課題も同じことなのかもと思いました。結局はどんなクライアントさんがいても自分のスタイルに持っていくぞ! という力がついたのかな。今までは、お仕事を頂いたら相手に合わせて出すのが社会人として当たり前という考えだったけれど、イラストレーターだったら相手の求めているものをわかりつつも自分の思いや得意なものを乗せて納品するのが強いのかな、と思いました。それに気づかせてもらったのがCollege Season2に参加して大きかったなと感じることです。

参加していっぱい悩みましたし、いっぱい成長したなと思います。クリエイターとして精神的にも成長するきっかけになりました。とても感謝しています! 心残りなこととしては、コンペに勝って皆さんに会いたかったです! みんな得意なことややりたいことが違うのでライバルではなく仲間だと思っています。

○ Season2参加前と参加後で「変わった」と感じることを教えてください

(うるぽろさん)
自分に対しての認識が変わりました。自分の理想を形にしているので、私は自分の絵が好きなのですよね。でも、あまり絵を褒めてもらえないのですよ。笑 College Season2の個人インタビュー企画でも、他のカレッジ生の皆さんが私の人柄を褒めてくださっていて。そのことはとても嬉しいのですが、あまり絵を褒めてもらっていない。笑 「私の魅力って絵じゃないのかな」と思いました。

リミッツの試合やコンペでも「絵で勝てた」ということがなかったですね。文章の書き方やコンペの提案文などを高く評価していただけることが多くて、絵自体の評価は中くらいというか。ずば抜けて絵が評価されているというよりは、私が元々持っている社会人として働いてきた経験の部分を評価してもらえているなと気づきました。色々なタイプのクリエイターさんがいますが、私はどちらかというと人間力で勝負しつつバランスをとるタイプなのかな、と。そう気づいて、認識が変わったと思います。

○ イラストのお仕事が決まったことに対してどう思っているか、現在の心境を教えてください

(うるぽろさん)
企業からお仕事をもらいたいというのが私の目標だったので、お仕事が決まったこと自体がとても嬉しかったです。College Season2の中でも評価されていた提案力やクライアントが受け取りやすい提出方法をこのコンペでも実践していました。
とてもレベルの高いコンペで絶対落ちていると思いながらも応募しましたね。「五人の武将を描く」という内容のコンペで、他の参加者の方はそれぞれの武将を別々に描いて提出していました。私はひとつの作品の中に五人を描いて、そこにひとりずつ名前を書いて提出しました。私の提出方法は一目で五人を見比べられるのでわかりやすかったのだと思います。あとは「着物の柄を描く」ことにこだわっているので、そこは誰にも負けないように描き込みました。そういう点で採用していただけたのかなと思います。

今までコンペに落ちることが多かったので、(この件で)自信がつきました。「こういうところだったら私も戦える」と思いましたね。


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以上、DRAW A LOT College Season2まとめ
カレッジ生の感想インタビューでした!


DRAW A LOT Collegeは本気でクリエイターになりたいあなたを応援しています。今後のDRAW A LOT Collegeの活動も、お楽しみに!




By. DRAW A LOT College

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