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2024/06/26  日経新聞 朝刊 個人的厳選3トピックス

[1面] イオン、特定技能4000人に 総菜調理や清掃対象
人手確保へ、他社にも紹介

イオンは2030年度までに4000人の特定技能外国人を受け入れる計画で、食品スーパーでの総菜加工なども担当する。現在は約1500人の外国人を雇用しており、施設管理や清掃業務などでも活躍している。特定技能外国人の受け入れが拡大され、食品スーパーでの総菜製造も可能になった。イオンは全国のスーパーで特定技能外国人を活用し、人材紹介会社を通じて他社にも紹介する体制を整え、生活支援も拡充することで外国人労働者の受け入れを促進する。他企業も同様に特定技能外国人を積極的に雇用し、将来的には日本での長期的な雇用を見据えた支援が必要とされている。

関西私鉄4社、負債10年で最大 今期末
再開発など設備投資71%増

関西の大手私鉄4社の2025年3月末時点の有利子負債残高は3兆4200億円で、過去10年で最高水準に達した。コロナ禍の影響が薄れ、再開発事業に資金が必要とされる中、関西の人口減少が進んでいるため、鉄道以外の収益力の向上が求められている。具体的には、阪急阪神HDや京阪HDなどが再開発や設備投資に力を入れており、関西の私鉄各社が事業拡大に取り組んでいる。特に、人口減少に対応し成長を続けるための投資は不可欠であり、資金調達のコスト上昇にもかかわらず、リターンを確保する企業体質が求められている。今期の経営状況はコロナ禍の落ち込みから回復しており、財務面には余力があるものの、資金の収益力向上が課題となっている。

「RAMEN」米市場開拓 店舗5割増、次は家庭へ
和弘食品、スープ生産2割増 マルタイは九州ご当地麺販売

食品会社が米国市場でラーメン製品の増産を行っている。和弘食品は豚骨味のスープの生産能力を増やし、理研ビタミンはスープの素材を増産する。また、マルタイは主力の麺を発売する。米国のラーメン店が急増しており、中小企業の成長を後押ししている。和弘食品はカリフォルニア州の工場で豚骨味などのスープを生産し、米国市場に供給している。また、米子会社が米国事業で好調な成績を上げている。一方、理研ビタミンはポークエキスの生産能力を増強し、米国の外食事業者に供給している。マルタイも北米市場で棒ラーメンを販売し、海外売上高の拡大を目指している。これらの動きは、米国でのラーメン文化の根付きや需要の高まりに起因している。


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