見出し画像

散歩の風景

午後の公園を一人で散歩。
家族連れの人たち、犬の散歩の人、恋人たち…
今日は土曜日だから人出も多かった。

少し前までは、一人の散歩がさみしく思えて
みんな誰かと一緒でいいなぁと思っていた。

わたしがわたしでいればいいということを
受け入れられるようになってきて
一人の散歩もいいじゃんと思える。

だけど今日の散歩は、なぜかちょっと
切ない気持ちにもなった。

なぜだろうと思ったら
目に映る人たちと、わたしの思い出が
オーバーラップするからだった。

今まで生きてきた道のりを
見ているみたいに。

仲良く寄り添い合う恋人たちは
若かりし頃のあまずっぱい思い出。

幼い子ども連れの親子は
我が子が幼かった頃のやわらかい思い出。
または、わたしが幼かった頃の
家族との色褪せた思い出。

そんな記憶がよみがえり
もう戻らない、なつかしい思い出に
ちょっと、胸が締め付けられた。

わたしにもあんな頃があったのだなぁと。

そして、和やかな老夫婦をみかけると
夫とわたしは、年老いてから
あんな風によりそい散歩をする日が来るのかな
と、そんなことを思ったりした。


どうか みんなが しあわせで ありますように

Daisy*

*読んで下さり、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?