今日の配達日記：同じ街でも郵便番号が違うと雰囲気がまるで違う

配達の仕事をしているとどうしても店から半径10マイルくらいのところをうろうろと何度も運転して回ることになるので、結果として町の地理にちょっと詳しくなるのがいいなと思います。

これはサクラメントに越してくる前に住んでいたF市でもそうで、ずっとあっちやこっちへ配達をしていくうちにそのへんの地理や治安、町がどうなっているのかについて実感できるんですよね。

もちろんサクラメントといってもかなり広いので、今のところは自分が住んでいる西部エリアに特化していますが、面白いなと思うのが郵便番号によってやっぱり町の雰囲気が違うところ。

ちょうど家を買おうと思っていたときに不動産屋さんのエージェントに「この家はどうかな」と住所を見せたら「この郵便番号のところはあなたたちはたぶん気に入らないと思うわ。できたら避けた方がいいと思う」と言われた地域がありました。

で、実際に越してみてその地域に仕事で足を運んでみるとははーんなるほどね、と思わせるところがあります。こういうのは住む人の好みにもよるとは思うのだけど、それでもずっと運転しているうちに郵便番号を見るだけで配達先の懐具合がなんとなくわかるようになってくるのでした。

これはサクラメントというかアメリカに限らず、たぶんどこでも（日本でも）そうですよねー。大昔に尼崎に住んでいたことがあったけど、近辺でも梅田のあたりと西宮や芦屋のあたりと兵庫・長田のあたりじゃあそりゃもう全然違ったもの。

今はとりあえずあまり選り好みをせずに一度どんな配達先でも受けてみて、チップマップ（どのお客さんがチップをどれくらいくれたかくれなかったかをグーグルマップ上でマッピングしています）の情報集めだと思ってやってます。

でも新しい街ってそれだけで面白いよね。大体どこへ行っても知らない通りばかりだし、いろいろな発見があるのも楽しいところです。