南雲大輔

2020年に札幌へ移住。脚本や小説を書いたり、時に舞台俳優。https://twitt…

南雲大輔

2020年に札幌へ移住。脚本や小説を書いたり、時に舞台俳優。https://twitter.com/daisnagumo0220

マガジン

  • 日常エッセイ

    日々の生活で感じた事、体験したことをふわっと書いてます。

最近の記事

シズライフ 第3話

〇 介護施設・室内 (AM9:00) 若シズ: 中村シズです。皆さん、よろしくお願いします! -若シズ・深々とお辞儀をする。 長谷川(63): シズさんは週3日勤務してくれます。皆さん、仲良くしてくださいね。 -職員から拍手と歓声があがる。 -朝礼が終了し、若シズ、健一、長谷川、瞳が集まる。 長谷川: では、シズさん。今日からよろしくお願いします。 健一(20): あの、あんまり期待しないでくださいね。 長谷川: 中村君、私の勘ですが、シズさんはこの仕事とても合って

    • シズライフ 第2話

      〇中村家リビング (日曜日、PM12:00頃) -シズ・台所で調理をしている。その後ろには死神が立っている。 -茜・リビングのソファーで雑誌を読んでいる。 -時計は正午を指している。 シズ(83): そろそろ出来上がるから、お皿用意してくれる? 茜(23): うん。 -茜・立ち上がり、シズの隣に行き料理を覗き込む。 茜: 今日はお母さんの好きなモノばっかりだね シズ: この前電話があって、これ食べたい、あれ食べたいって言ってきたのよ。 茜: お母さん、海外じゃ絶対生き

      • シズライフ 第1話

        あらすじ 中村シズ(83)の前に、突如、死神が現れ、自分の寿命は残り180日である事を告げられる。一方で、シズには「若返り」という特殊な能力”ギフト”を与えられる。能力の代償は、使うほどに寿命が短くなる事。シズはただ死を恐れるよりも、その力で自分の夢を実現する事を決める。シズは、死神の存在を知る孫の健一、茜と共に、様々な人達と出会っていく。やがて、己の人生を生き抜くシズの姿は、周囲に様々な影響を与えていく。 そして、最後の時が来る。死神が光の粒となり、シズの中に入って行く。

        • 舞台に立つ!

          いよいよ自分が出演する舞台の情報解禁がされた。 ワレワレのモロモロという、自分が体験した「ひっでー話」を演じるというコンセプトの舞台。札幌と東京での公演になるので、お時間があれば是非に観に来て欲しい。 演劇を始めたのは2年くらい前。40過ぎで始めてすぐにのめり込んでいった。で、始めたからしばらくして立てた目標が3つ。 チケット5,000円以上の舞台に立つ事。 チケット5,000円以上の舞台に出る事 自分で物語を書く事 東京で舞台に立つ事 今回の公演でこのすべてが

        シズライフ 第3話

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        • 日常エッセイ
          7本

        記事

          函館旅行

          いざ、ゴールデンウィーク! 桜の満開となる、4月27日、28日函館一人旅を決行。函館はずっと行きたかったので楽しみ! 札幌からの移動は、高速バスで。 高速バスは特急電車と移動時間はほとんど変わらず、しかも安い! 電車だと片道1万円以上が、4000円ほどに。 バスの移動は快適で、横に3つシートがあるけど、それぞれ独立して、カーテンの仕切りで個室もできる。しかもWifi飛んでるし、携帯充電用のコンセントもある。やばい、快適すぎる。 そして、函館についてまず訪れたのは、函館名

          会長2

          退職届を提出して、会長に呼び出されて本社へ行ったけど、僕の進退の話になったのは、1時間以上経過をしてからだ。 そこで、会長から言われたのが、 「君が働きやすい環境を作る。」 そんな事言われても、僕は既に退職届を出してるし、退職意思を固めていたので、ピンとこなかった。そんなリアクションの薄い僕を見て、会長が話を続ける。 「現場のトップを君に任せたい。」 会長は、僕を中心にする事で、事業が成長すると言ってくれた。この言葉はとても嬉しかった。成功者である会長が認めてくれた

          今自分がいる世界

          ついこの間、大きな気付きがあった。 俺は東京で仕事中心の生活を送っていて、自分の見るもの、聞くもの、感じるもの、その殆どがビジネスに紐づいていた。この話は儲かるのか、この人は仕事ができるのか、どんなメリットがあるか。極端に言えば、ビジネスというフィルターを通して、この世界を見ていた。この辺りの事は自伝エッセイを書いてるので、よろしければご一読を。 現在、北海道。 北海道に来て数年が経って、俺はビジネスというものに関心が無くなった。新しいビジネスを始めようとか、何とかしよう

          今自分がいる世界

          会長 1

          退職届を提出して数日後、僕は会長に呼び出され、青山の本社に行った。 この会社は、十年以上前に、会長の地元の名古屋から始まった。地元でエステ、ネイルサロンをオープンし、その後、事業を拡大し、全国展開をしている。 当時、英会話スクールのNovaをはじめ、回数チケットをまとめて前売りするビジネスが流行っていた。50回や60回分のチケットは数十万円にもなり、小規模でも大きな売り上げを上げる事ができた。当時、この業態のビジネスは、この手法によりバンバン伸びていった。ちなみに、今はコ

          俺とB'z

          一時、音楽というのを殆ど聞かなくなったけど、サブスクの登場で再び聞くようになった。僕はI phone ユーザーなので、Apple Musicに加入している。知り合いの札幌のミュージシャンの作品も聞けるので毎日聞いてます。この人、ほんとにいい曲が多いので是非!! 僕が子供の頃からずっと好きなのがB'z。彼らの全盛期である90年代は、もろに僕の青春時代であり、他にもミスチル、小室ファミリー、ビジュアル系だとか色々流行ったけど、僕はB'z一筋だった。 中学生くらいの自分にとって

          いざ、三軒茶屋へ

          無事、会社の買収が成立し、僕らは池袋のおんぼろオフィスから、三軒茶屋のお洒落なオフィスへと移転をした。 そのオフィスは居ぬきではなく、内装からすべて一新するという気合の入りようだ。内装費だけでもかなりしたと思う。 場所も三軒茶屋駅付近のビルという事で、とても良い立地だった。明らかに、今までと物事のスケールが違うので、僕はこの展開にワクワクしていた。 買収先の会社は、全国にエステサロン、ネイルサロンの経営、美容品の物販を行っている。年商は40億円くらいの中規模の会社。 この会

          いざ、三軒茶屋へ

          ブラックカードの衝撃

          2006年。僕は25歳になった。 早いもので、僕が池袋の会社に入社してから、2年が経った。 その頃、いつもはオフィスに顔を出さない社長が頻繁に顔を出し、真剣な顔で上司らと打ち合わせをしていた。何をしてるのかと思ったら、なんと水面下で会社の買収話が進んでいたのだ。 今回の買収話は、僕の直属の上司が持ってきたもので、買収先の会長とはゴルフ仲間だったそうだ。上司は資金力のある会社で、自分に負担のかからない、安定した事業をやっていきたい。一方、現社長は、自分の資金を投じて、会社を

          ブラックカードの衝撃

          社会人デビュー

          オーストラリアから帰国して3カ月、僕は東京池袋の小さな会社に就職をした。従業員は10名程度だったと思う。 その会社は海外研修、インターンシップ、ビザの手続き、留学等の斡旋を行うエージェントだ。海外で働きたい、留学したい、と言った人達の相談を連日受けていた。まだグローバル化という言葉が流行る前の話だ。 まあ、簡単に言うと、どうしようもない会社だった。 社長はいつも会社にいないし、上司にあたる人達からは、この会社をどうしたいのか、何を目指すのか、そういった話は一切出てこなか

          社会人デビュー

          奴が出た!!

          季節はもう4月。札幌も零下を下回る日がなくなり、雪解けも始まって、 久々にアスファルトの道路にご挨拶。お久しぶりです!! そんな時、俺は数年ぶりに遭遇してしまった。。 奴が出た!! もう北海道に来て会うことはないだろうと、思っていたあいつに。 「G」だ。 家で便所コオロギみたいなのいるなと思ってたんだけど、 冷蔵庫の裏を覗いてみると、大量の「G」が集まり密談中だった。凄い光景だった。 ぎゃーーーー!!! 俺は何を思ったか、近くにあった制汗スプレーを奴らに吹きかけ

          奴が出た!!

          2004年我帰国!!

          2004年春、23歳。 4年に渡るオーストラリアの留学を終えて、日本に戻ってきた。 僕が住んでいたのは、オーストラリア・ブリスベン。学校では、色々と潰しがきく、国際ビジネス(International Business)を専攻した。 当時、僕らの様な海外留学生には、日本の就職活動の情報など入るわけもなく、基本的には帰国をしてから、就職活動をしていた(と思う)。他にもやり方はあったかもしれないけど、僕はあまり就職活動に熱心ではなかった。 オーストラリアの留学については、ま

          2004年我帰国!!

          なぜ起きてしまう・・

          人は平均6時間~8時間眠り、9時間以上眠る人をロングスリーパー、6時間以内をショートスリーパーと言うらしい。 自分は、とにかく眠れない、というか目が覚めてしまう。 家に着くのが22時頃。眠るのが24時~25時過ぎ。風呂やシャワーは浴びずに足を洗って、ボディクリームを塗るだけ。 かならず1時間半~2時間毎に起きる。 AM2:00、AM4:00、AM6:00に目が覚める。起きるたびに、軽くチョコを食べたり、トイレに行ったり、SNSを見たり。夜食を食べなくなったので、3:0

          なぜ起きてしまう・・

          カラダと精神は繋がっている

          ゆっくり眠りたい。。。自分に起きてる大問題だ。 若い時は、体力があって、何でも無理は聞いたけど、43歳になった自分は、疲れがたまるし、無理は利かなくなった。しっかりとした睡眠が必要だ。 体が疲れていると気持ちは落ちる。ネガティブな事を考えてしまう。つまり、充実した精神状態になるには、健康なカラダ、生活習慣が必要だ。 俺も、メンタルを整えるために色々やったさ。 -瞑想:途中で眠って終わり。 -呼吸法:腹を膨らますので快便にはなった。 -幽体離脱:試したけど抜け無かった。

          カラダと精神は繋がっている