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正義中毒のドーパミンは体重増加する?

noteにいた1年半で、体重が10㎏以上増えました。

予定していたトライアスロンレースが中止となりトレーニングのモチベーションが下がってしまったのです。

noteから離れていた3ヶ月で、トレーニングを再開し体重は10kg減り、トライアスロンレースを完走することができました。

トレーニングは、きついけど楽しく気持ちが良く、脳の快楽物資であるドーパミンが放出されます。

ドーパミンは生きる意欲のホルモンとも言われています。

ドーパミンが多く分泌されれば、食欲が抑制されます。そのため、ダイエットにも非常に有効だといわれています。

noteにはまってしまった1年半も、ドーパミンを分泌していました。『正義中毒』のドーパミンです。

許せなかったから、noteをはじめ 「どうでもいいや」と思ったからnoteを終わらせ、また許せないと思い『正義中毒』になってしまいました。

人は、なぜ他人を許せないのか 中野信子

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脳科学者である著者が、SNSの炎上、パワハラ、不倫叩きなど世の中に渦巻く「許せない」感情が生まれる理由を脳の仕組みからわかりやすく解説しています。

面白いな、と思った観点は日本の歴史、地形、気候、自然災害から、個人より集団を大事にするという日本社会の特異性です。

生き延びるために他の集団に対する攻撃性がでてしまいやすく、本質的な正しさより、仲間内の正義を優先し正義がひとつしかないという前提があるため議論ができず人格攻撃になってしまう。多数派に属したい、集団の存続が正義という思考が同調圧力を生む。

どうしてそうなるのかわかると『正義中毒』から少し回復できるような気がします。

加齢による脳の退化も『人を許せないこと』の要因であり、老けない脳のトレーニングのヒントもあげています。

それは解決策ではないし、解決策はどこにも書かれてません。

結局人間が好きで、考えることは楽しい。考えることをやめずに、少しずつ良い方向を目指す一人でありたい。

中野信子さんのメッセージは、あたたかく心強い。

「どうでもいいこと」という感覚と距離感も好きだ。


『正義中毒』でドーパミンを出すのはもったいないと思いました。このドーパミンは体重増えたし。

負のエネルギー、負のドーパミンで体重も増加したんだ。

気持ち良かったんだ、わたし。

怖いな。

生きる意欲が、『正義中毒』だなんて嫌だ。

メタ認知、できているかな。


ダイエット方法だって、万人に効く方法はなく人によってそれは違う。

私は、私の好きなことでドーパミンを放出したい。

「余裕」を大切にしていきたい。

私も良い方向に進んでいきたい。

穏やかで前向きな気持ちになれました。

ありがとうございました。



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