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未経験からWebエンジニアに転職する際の注意点

1.はじめに

今回はWebエンジニアに転職する際の注意点についてお話していきたいと思います。
現在、私は完全未経験からWeb業界に転身して、勤務していますが、今回は
Web制作またはWeb開発案件にWebエンジニアとして今後転職したい人に向けての記事となります。

※エンジニアと言っても機械系やインフラ、iphoneアプリのエンジニアなど色々ありますが、私の実体験で語れるのはWeb系のため、Web系に焦点をあてさせていただきます。

2.未経験からエンジニアに転職する際の注意点


①技術の移り変わりが激しく業務についていくのが、結構大変である。

コロナの影響で打撃を受けた業界やコロナで自身のキャリアを見つめなおすきっかけとして、Web業界に参入したい人が増えていますが、Web業界や技術の移り変わりが激しく、業務についていくのが大変です。

どの業界であっても仕事を始めたての頃は業務についていくのは大変だと思いますが、エンジニアの場合はそれが他の職業に比べて突出しています。
実際に勉強が大変で業界を離れていく人も多いです。


②就職活動が難航する可能性がある。

オンラインの事業ではありますが、コロナの影響でWeb業界も完全に買い手市場になっています。
IT技術者不足とは言われているものの実際に足りないのは開発経験があって、即戦力となる人材のことであり、未経験者が企業としては欲しいわけではありません(これは多くの人事担当者が言っています)

実際私も転職活動の際には60社ぐらい応募して面接したのが、10社程度という感じでした(そのうち内定は3社)

もちろん未経験から転職に成功させて、エンジニアになる方もいますが、未経験者にとっての参入障壁は決して低くはないです。

③求人の大半が東京に集中しているため、都心に引越ししないといけない可能性がある。

日本のIT企業の大半が東京に集中しているため、エンジニアになるために東京に引っ越す必要があります。なかにはフルリモートで地方から開発案件にjoinしている人もいますが、未経験者には現実的ではないです。

大阪、名古屋、福岡といった地方都市であっても求人数は東京とかなり差があります。試しにIT企業に特化した求人サイト大手のGreenでWebのシステムに求人を絞って確認してみましたが、以下の通りとなっています。

東京 求人数 5023
大阪 求人数 618
愛知 求人数 290
福岡 求人数 265


地方から事情があって引っ越しできない人はそもそも少ない求人の中から就職することになります。
特別な事情がない限りは東京での就職を目指すのがいいと思います。

※実は今はコロナの影響もあって、多くの企業がオンライン面談を対応してくれるので地方在住の人であっても、就職活動の交通費はほとんどかからないと思います。実際私も地方在住で転職活動をしていましたが、交通費については1円もかかりませんでした。

④給料や待遇が大きく下がる可能性がある

Web業界に入る人の多くは世間的に名の知れたメガベンチャー(line、メルカリなど)の企業に就職するのは難しいので小企業な企業からのスタートが多くなると思います。

元々大手と言われるような企業に勤めていた方は待遇が大きく下がる可能性があるので、転職後の経済状況と自身の家庭の状況などを考慮する必要があります。
具体的な金額は企業によるのですが、年収300万前半が多いと思います。

生活面にも関わるため、この辺を考慮した上で、転職するかを慎重に決める必要があると思います。

⑤そもそも業界や仕事が合わない可能性がある

巷ではエンジニア(特にWeb業界)に転職しようとする人が増えていますが、そもそも仕事が合わない可能性があります。
これはエンジニアに限った話ではないですが、エンジニアは業界の仕事、社風が合わない可能性があり、それが理由で再度転職を検討する人も多いです。

これは個人的にやっておくといいと思うのですが、転職する前に現役のエンジニアと繋がって、エンジニアの働き方や業界の雰囲気について知っておくことで
ミスマッチを防げるのかなと思いました。

⑥社風が合うか(小規模のベンチャー企業に入社の場合)

これは小規模なベンチャー企業(イメージとしては従業員数が多くても20人)に入社するケースですが、社風があうかの確認はした方がいいです。

このぐらいの規模の企業だと社長のキャラが社風そのもののケースが多いため、そもそも社風が合わないと大手企業のような部署異動といった回避策も取れないので、可能であればオフィスに実際行ってみるのをオススメします。

※自社開発企業の場合、金融系のサービスの企業だと社風が堅め、エンタメ系は陽キャが多いなど、プロダクトによって雰囲気変わります。

他にも注意点はありますが、その他は転職した後のことに焦点があてられているので、今回は以上の6つを注意点としてあげさせていただきました。

3.まとめ

コロナの影響もあって、キャリアを見つめなおす人が増えました。また、多くのプログラミングスクールやインフルエンサーがエンジニア(特にWeb系)に転職すべきみたいな発信をしているのが、個人的に気になったのもあり、今回未経験からWebエンジニアに転職する際の注意点の記事を書かせていただきました。

そもそも転職というのはキャリアアップの一方で失敗するリスクも背負っていることなのでそういった発信に惑わされず、自身の現状を考えて転職すべきかどうかを検討してほしいと思っています。

真偽はともかく鉄道会社からIT業界に入って失敗した方が話題になっていますが、Webエンジニアになるだけが、お金を稼ぐだけではありませんし、プログラミング であれば、Web制作案件を副業に稼いでいる人も多くいます。(Web制作はプログラミングではないと言う人もいますが)


今回の記事がこれからWebエンジニアに転職する方の参考になれば幸いです。









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