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掛け合わせが価値を生む「異質なモノをかけ合わせ、新たなビジネスを生み出す 編集思考」

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今回は「編集」をテーマにした書籍の紹介。といっても雑誌の編集ではなく「ビジネスの編集」です。著者の佐々木紀彦氏は、NewsPicks編集長、NewsPicks Studios代表取締役社長CEOなどを務めた、編集のプロ中のプロな方です。そんな著者が「ビジネスの編集」について書いたのが本書です。

読みどころ①:縦割り社会への警鐘

「編集」は「集めて編む」と書きます。つまり、面白い素材を集めてきて、それを編み合わせることによって、新たなものを生み出すのが編集です。編集と聞くと、情報を整理する感じ、と漠然と思っていましたが、編集にはもっと大きなパワーがあるのです。

本書では縦割り社会が編集力に悪影響を及ぼしていることに警鐘を鳴らしています。例えば大学では「ダブルメジャーが許されていない」という問題点があります。これは、複数の専攻を選べないということです。ハーバード、スタンフォードなどの米国の大学ではむしろダブルメジャーは推奨されており、学部関係なくカリキュラムが横断できるようになっているそうです。

人によって興味の対象が一つの学部で収まらないケースは多々あり、組み合わせる知識によってその人ならではの強みが発揮されるはずなのに、それができない大学の仕組みが編集力にも影響を及ぼしているのは想像に難くないですよね。

読みどころ②:組み合わせでしか新しいものは生まれない

電話×パソコン×ネット=iPhone
予備校×動画×スマホ=スタディサプリ

世の中で生まれる新しいサービスは、組み合わせでできています。全くの新しいものは無いと言っても過言ではないでしょう。この組み合わせる能力こそ編集力であり、編集思考のためには広い分野に対する興味や知識が必要になってきます。

例えば、新しいラーメンを生み出すためには、ラーメン以外の知識が役に立つ場合があります。例えばフレンチやイタリアンの食材や調理法の知識などです。それらをどう組み合わせ、またどう表現するかが編集力の見せどころというわけです。

読みどころ③:編集思考の4つの機能

編集思考は大きくわけて、「選ぶ」「つなげる」「届ける」「深める」の4つのステップがあると書かれています。
そして、ステップごとに、どう選べばよいか、どうつなげばよいか、など事例を交えて丁寧に解説しています。ここが本書の主要部分であり、繰り返し読み込むことで新しいビジネスを生み出すためのたくさんのヒントや思考法が得られることでしょう。FacebookやApple、アベンジャーズなど有名な企業やコンテンツの事例も多く、読みやすく理解しやすいと思います。

あとがき

何年か前に知り合った飲食店を複数店舗経営する方と話していた時に、「掛け合わせは重要。特にスタンダード×スタンダードが一番無難でヒットしやすい」と言っていました。漠然と考えていても掛け合わせの答えは見えません。まずは自分が武器として使えるパーツを全部書き出して組み合わせてみるところからはじめてもいいでしょう。そして、全ての組み合わせを闇雲に試すのではなく、本書を参考に組み合わせパターンを絞り込んでいくのも賢い選択肢だと思います。

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