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私の顔は


アークン
さんの記事を読みました。



「誰かの言葉によって自分の人生が変わった話」

しばらく考えてはいたのですが、人生が変わるほどの経験なんてそうあることではなく、これという言葉も思い出せず、記事を作成するタイミングを逃していました。


明日1/20までの企画、参加者が現在二名で、アークンさん、ウサギのように、寂しくて倒れてしまいそうとのことなので、何とか書いてみようと思います。
人生が変わった、というより、「人生の中で折に触れ私を戒めてくれる言葉」が近い気がしますが、お許しください🙇‍♀️


私は、結婚するまで実家暮らしでした。社会人になってからも実家から職場へ通う日々。家のことはほとんど親任せでしたし、世間のことも知らない甘ちゃんだったと思います(今でも)。
大学を出てすぐ現場に出て、仕事は一生懸命にしていたけれど、家に帰るとだらだら。そんな姿を母に指摘されても開き直ったり口ごたえしたり‥。


そんな時だったと思います。
母から、「二十歳過ぎたら自分の顔。
あんたの今の表情かおは、ほんと偉そうで可愛くないかおしてる。どんなに勉強できたって、外でいいカッコしてたって、そんなの全部顔に出るんやから。」と言われたのです。


ドキッとしました。父にはほとんど反抗したことはなかったけれど、母とはよく口ゲンカしたり偉そうな態度をとったりしていたので‥。
ただ、指摘された時はムカっとして、親に反抗する娘を脅すためにそんなこと言ってるだけだ、と思いました。もって生まれた顔立ちには関係ない。美人に生まれた人は若くても年取っても美人じゃないか。可愛くない顔と言うけれど、そもそも私はあなたの娘なんだから。顔だって似たようなもん と、‥多分、思っただけでなく言い返したと思います。
でも母はその言葉に自信があるようで、「私の言うことは間違ってない。今のあんたの顔、鏡を見てみ」と言われました。


外側だけ取り繕っても、どんなに整った美しい顔立ちでも、その人の普段思っていることや優先していることは、次第とその人の表情になり顔つきになって表に出てくる。
自信のある顔、ない顔。優しい顔、厳しい顔‥。その時は素直に受け入れられませんでしたが、後々、その言葉はボディブローのように効いてきました。(ボディブロー本当に食らったことは一回もないけど。)
芸能人のように華やかなルックスは持ち合わせませんが、人から見られた時、傲慢な私ではなく、せめて素直な謙虚な姿でいたい‥と、その言葉に度々戒められました。

今回、記事を書くに当たって、あの言葉は一体誰の言った格言?と思って調べてみました。
が‥、

ない!
【二十歳過ぎたら自分の顔】
一体誰が最初に言ったのか分からないのです。(調べ方が甘いのかな‥)


極めて近かったのはココ・シャネルで、【20歳の顔は自然から授かったもの。30歳の顔は自分の生き様。だけど50歳の顔にはあなたの価値がにじみ出る】という言葉でした。
言わんとしてることはすごく分かる。でもこれ、二十歳の段階で顔はまだもらったもの やん。自然から授かった顔って親からってことやんね?二十歳過ぎたらってそれってどこから?21から?30から??ねぇお母さん?
ただ、五十も遠くない年齢にきた今、シミもシワもあまり対策重視してこなかったから、私の顔は私の価値観をそのまま表していると思います。さすが、シャネル。


もう一つとっても似ていたのが、リンカーン【四十歳を過ぎたら自分の顔に責任を持つべきだ】です。
これもニュアンスはすごい近い。多分、母が言いたかったのはこの意だと思う。(でも四十って言ってるやん。)


四十、もうその年になっちゃったから、結局、私は私の顔を人のせいには出来ない。
年を重ねるごとに、母は記憶の中の祖母に、そして私も母に似てきたのだろうか、と思うことがありますが‥。
結局、顔も生き方も人のせいにはしてはいけない。なりたい自分、大事にしたい生き方を、ちゃんと考えて選んでいきなさいよ、と、母の言葉には教えられたと思っています。


どなたか、もし【二十歳過ぎたら自分の顔】と言う言葉について、誰が最初に言ったのかご存じの方がいたら教えてください🙇‍♀️



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