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次男の家族を紹介します

次男には、(私たちとは別に)愛してやまない「家族」がいる。
今日はその面々を紹介しようと思う。

(左上から時計回りに)
くまっぴー、ミッキーちゃん、ミッキーさん、
なまずくん、モルモル、くーしちゃん、
エビー・the・リガニー、コロンちゃん、
ぷーちゃん。


一番の古株はくまっぴー。
私の実家近くのスーパーで、母がコツコツとお買い物シールをためて手に入れた。くまっぴーは、次男はもちろん長男よりもだいぶ先輩にあたり、年数的にはもう成人している(?)。帰省していた時、子どもたちが喜んだので我が家にやってくることになった。
実家には、サイズ違いのくまっぴーの兄弟が他にまだ三体居る。くまっぷ、くまっぺ、くまっぽというらしい(‥安直‥!)🧸


次はパンダのコロンちゃん。コロンちゃんは、長男が一才の頃、次男が生まれる前に、白浜からやって来たので、実質的には我が家の次男ということになる。
お腹を押すと〝ぷー〟と鳴く。(でもぷーちゃんは別の子)

そこに、ミッキーちゃんが加わり、私の引き出しに仕舞われていたくーしちゃん(シロクマ、実は旭山動物園出身)が加わり。

年齢的にそろそろぬいぐるみは卒業だろうか?と思っていたら、また実家から「この伊勢エビ、水族館のお土産、子どもたちに」「このナマズ、何だか当たったから、子どもたちに」と仲間が増えた。

そしてさらに、昨年子ども会の夏祭りで、景品だったモルカーたちがやって来た。

次男は大喜び。

昼間は、収納ボックスの中にポイポイっと(私に)放り込まれているが、夜になると一体ずつ、もとい一人ずつボックスから出してもらって、次男に優しく頭を撫でられ、抱きしめられ、時にはボールのように投げられて、格好の遊び相手となってくれている。
次男曰く、この子は寂しがりや、この子は暑いのが苦手、この子は逆に寒がりなので布団に潜り込むのが好き。と、個性がはっきりしているらしい。

布団にもぐり込んだらぷーちゃん(水色のねずみ?ハムスター?いちばん小さい子)なんて、布団の中で迷子になってしまい、私に踏まれてしまったりするのだが、次男が即座に助け出してヨシヨシしている。(今のところ、ぷーちゃんが次男のいちばんのお気に入りらしい。)


本当は、次男はペットが欲しいのだ。
優しく毛を撫でて、
抱きしめて、
遊び相手になってくれる、彼のペットが。

ご近所で、犬を連れている人を見かけたら、「ワンちゃん!」と言って近づいていく。
いきなり近づいて、ワンちゃんも飼い主さんも、びっくりさせて困らせてはいけないので、遠くから「可愛い‥」と言いながら距離を詰めていく。

「大丈夫ですよ」と触らせてもらえる場合は、優しくなでなでさせてもらい、
それが無理でも、離れたところからそっと観察して、飼い主さんが遠ざかっていった頃「可愛かったね‥」と呟く。

本当は、次男のために、生き物を飼わせてあげたらいいのかも知れない‥と思うこともある。
でも、私にはその覚悟が持てない。

実家で、ザリガニ、金魚、カメ、鈴虫‥までは飼ったことがあるけれど、いずれもワンシーズンだった気がする。
鈴虫は、夏休みに鳴く時間帯を調べる実験をしていた時、うっかりして全滅させてしまい、何とも言えない罪悪感が残った。
一度だけ、家の中に迷い込んできたジュウシマツを飼いかけたことがあったが、その子は、数日で逃げ出してしまった。


命を預かるということ。生き物の生活を見守るということに、とてもじゃないけど、私は責任を負えない。そう思う。

「ハムスター、可愛いね」
「うちもワンちゃん欲しいな」
「生き物の世話をするって、子どもにとってすごくいい勉強になるよ」
そう言われるたび、心は揺れる。
実際、そうなんだろうな、とも思う。
でも、どれだけ次男が生き物を可愛がったとしても、お世話すると約束しても、子どもの教育に良いと言われても、365日私の生活の中に、これ以上、気にかけてやらないといけない存在が増えることに、きっと私は耐えられないだろうと思うのだ。

もうすでに、生き物は、小学生男子二名がいるから充分‥!

次男は、今日も布団の中に、大切な家族たちを招き入れて、抱きしめて眠る。


ところで一時間後、彼らはあちこちに転がっている。ナマズくんと、エビー・the・リガニーくんの触覚が顔に当たってかゆいので、この子たちはいつもソッと遠くに追いやられていることを、その頃にはもうぐっすりと眠り込んでいる次男は、知らない。


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