見出し画像

ボーイズ厨房に入る

「ママ!これ作りたい!」
「ママ!オレはこれ作る!」

何やら面倒な予感がします。



とりあえず彼らに事情を聞いてみる。
どうも、本日学校で配られた小冊子について話をしているようだ。

夏休みに、自由課題として出されていた〝野菜レシピコンテスト〟。他に〝朝食レシピコンテスト〟という自由課題もある。長男は前年に朝食レシピの方に参加し、参考として載っていた学校給食メニューを、じゃがいもからさつまいもに自己アレンジし、作ってみた。
味の方も美味しくできて満足していたのだが、今年は、面倒だからまーいいやと言って、二人とも両課題をスルーしていた。
今回、その野菜レシピコンテストに選ばれた小中学生考案のメニューが、地域のJA(農協さん)から出されている冊子に載っており、教室でペラペラと見ていたボーイズがそれぞれに「おいしそう」「おれも作りたい」となった訳だ。

お家で子どもとクッキング。素晴らしい。食育!
でも、ううーん。正直めんどい。→時間がかかる。材料も買ってこなくちゃいけないし、何だかんだ片付けはママになるし。でも、ここは子どもの自主性と、将来のことと、あとお片付けまでちゃんとやろうね!っていう責任感と。メリットがまさったので、思い切って調理実習に踏み切ることにした。

彼らが作りたい!と選んだのは、
【ひんやりおいしい三食団子】
【ビビンバ】
【虹色ディップのオニオンリング】
の3品です。

一度には無理なので、まずは金曜の夜に、ビビンバに挑戦してもらうことにした。お肉だし、野菜も摂れるし、何なら夕飯これ一品でも‥良くないか。
とりあえず、袖まくって、手を洗ってスタート。

(小声で)‥ところで相談なんだけど、ほうれん草めっちゃ高かったから、小松菜にしたんだけど、いい?
「いいよー!」
ホッ。
(※ほうれん草と小松菜の違いが分からなかっただけかも)

レシピを見ると、小松菜(もといほうれん草)は、茹でるのではなくレンジで2分とある。レンチンなら子どもでも安心。根元に砂が残ってないか、充分洗ってからラップをかける。ラップを切るのに意外ともたつくボーイズ。やっぱりこういうことも、経験なんだなぁと思う。
粗熱をとり、水を切ったら、食べやすいサイズに調理バサミでチョキチョキ。
ちなみに、この後登場する牛こま肉も、次男が喜んでハサミでチョキチョキ(あ、肉はあまり小さくしすぎないで!)した。100均だけど大活躍です。ほんと使えるやつ。

さすがに人参はハサミで切れないので、包丁の出番。若干の緊張がはしる。次男はオレいーわ、と退散したので、長男が人参担当となった。
どちらかと言うと不器用な長男だが、少しずつ慣れて、右手の余分な力が抜けてきた気がする。よく考えたら七草粥(スープだったけど)の時も包丁使ったから、今月は二度目だった。やはり経験。

上手上手ー!
と褒めていると、次男が「オレも」とやってくる。このくだりも七草の時と同じである。そう思って、まだ人参残してありますよ。

細切りにするのは結構難しいと思うのだが、今回なかなか健闘していた長男。
切り終わった人参、牛肉をごま油で炒めて、ほうれん草・もやし・最初に計ってもらった調味料も加えて、無事にビビンバが完成した。

そうそう、最後に、炊いたご飯もわざわざごま油をしいたフライパンに移し、お焦げを作ってからよそった(レシピ通り)。これが小学5年生の子が応募したって、すごいなぁ‥。
めちゃめちゃ美味しかったです。

ちゃんと計量スプーンを使って量る。
ちょっと周辺がカオスですが


やっぱり彩りがきれいだとワクワクする。
卵ー!真ん中からずれたー!

あまりに美味しかったので、家族全員また食べたいねと意見が一致して、レシピを自分の献立ノートにも写した。
ところが、一つだけ不満(?)というか、困ったことがあった。

書かれていたレシピは、材料4人分として載っていたのだが、我が家は今回、全てを倍量にして、つまり8人分で作っていた。

足りませんでした

一応ワカメスープもつけたんだけどなぁ‥
うちは、普段そこまでめちゃめちゃ食べる方ではないと思うんだけど。他のお家ではあの半分で4人で足りるのか。それとも副菜が三つくらい用意されているのか?

今度は、10人前で作ろうか‥
いや、もやし3袋にしてやろうかな。



七草を刻んでスープ作ったのはこの日のこと↓



そう言えば、3食団子も作りましたが、今回はこの辺で‥(オニオンリングはまだ未定)。

この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,533件

#レシピでつくってみた

4,107件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?