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BBC と 世界 「恥知らず イスラエル偏愛 "報道"機関」 選手権 優勝を争う NYT 〜 「誰の」を省いて 単に「領土」と記す, その剥き出しの悪意


ニューヨーク・タイムズ は 単に莫迦なのか, それとも悪意ある省略をしたのか

これは悪意, ある特定の悪質な意図を持って省いたのでなければ, 「俺らって知的な読者層を相手にしている高級紙なんだ文句あるか」(実際は高級でも何でもないのだが)的なメディアということになっている ニューヨーク・タイムズ が, 実は「ごめん, 俺らって本当は莫迦なんです, 当たり前のセンテンスも作れないんです」的な間抜けメディアだったことになる。時折り 連中は本当に莫迦なのではと疑いたくなるときも確かにあるのだが, しかし, 今回のこれは流石に, 意図的に省いたのだろうと思う。

因みに NYT と 世界「恥知らず イスラエル偏愛 "報道"機関」選手権 での 蠅ある, いや ハエある, いや 栄えある優勝の座を争う BBC の見出しはこうだ。主語は "ICJ" もしくは "UN top court" となっているが, 「領土」つまり "territories" に関しては 当然のように 本来の所有者が誰であるのかが 形容詞(「パレスチナの」「パレスチナ人の」)を添えて明記されており, "Palestinian territories" と書かれている。

要するに ここで 世界「恥知らず イスラエル偏愛 "報道"機関」選手権 優勝争いを一歩リードしようとしている NYT の記事見出しにある "Global Court" とは「国際司法裁判所」, The International Court of Justice (ICJ)  のことなのだが, これは ICJ の 3文字で十二分に通用する。「俺らって知的な読者層を相手にしている高級紙なんだ文句あるか」的な NYT であれば尚のこと, ICJ という, 広く国際的に使われている略称で全く問題ない。

で, 主語を ICJ にすれば, "Territories" を "Palestinian Territories" と表記することは スペース上も可能だし, 仮にフォント等の事情で文字が入れにくくなるのであれば, 語順を変えるなり何なりして工夫すればいいだけである。そんなことはプロなら「朝飯前」だろう。

ニューヨーク・タイムズ さんよ, 見出しを弄ってる(「いじってる」, 要するに「弄んでる」「もてあそんでる」)編集者さんよ, そんな簡単な「正しい見出し」なんぞ "Breakfast in America" 食べる前にさっさと片付けたらどうなんだ?

お前らと普段は莫迦争いしてる BBC だって, そんなの "a piece of cake" だぜ, とっと 平均的白人が "Cut the Cake" して ケーキ 一切れ ペロッと食べちまうようにさっさと片付けたらどうなんだ? って言ってるぜ(長い口上だなぁ)。

ほんと, 「イスラエル大好き, 死ぬまでイスラエルを愛し続けるわ」ニューヨーク・タイムズ の醜悪さには底がない。地獄に底がないようなもんだ(地獄に底ってあるのか, そもそも地獄ってあるのか, あるのなら似合いの場所なんだろうけどなぁ彼らには)。

ニューヨーク・タイムズ が 莫迦である可能性は 完全には否定しないが, 今回のこれはやはり, 悪意ある省略をしたってことなんだろう

前章 最後の NYT に贈る言葉, アンコール。ほんと, 「イスラエル大好き, 死ぬまでイスラエルを愛し続けるわ」ニューヨーク・タイムズ の醜悪さには底がない。地獄に底がないようなもんだ(地獄に底ってあるのか, そもそも地獄ってあるのか, あるのなら似合いの場所なんだろうけどなぁ彼らには)。

因みに 東エルサレムとヨルダン川西岸地区(「東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区」という言い方もできるが)と ガザ地区 は, 1967年6月のイスラエルによる奇襲(「第三次中東戦争」, 「六日戦争」)以降, 既に 57年にわたって イスラエルによって 不当・違法に占領されている(ガザ地区に関しては 直近 17年間は「封鎖」だが, ライフラインや物資搬入をコントロールされており事実上の「占領」)。

1948年に「建国」されたイスラエルは, 1920年から1948年まで Mandatory Palestine (British Mandate for Palestine), 「イギリス委任統治領パレスチナ」となっていた土地のうち, 1948年の「第一次中東戦争」以降 イスラエルが占領した範囲の外, 要するに残りの部分を 1967年6月の奇襲・侵略で占領し, 結果, 全土を(「全土」だけでなくシリアのゴラン高原の一部, およびエジプトのシナイ半島をも占領, 後者のみ後に返還)支配することになったわけだが, うち 東エルサレムとヨルダン川西岸地区(「東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区」)は「第一次中東戦争」終了以降は ヨルダンが占領・統治・併合していた部分で(ただしヨルダンによる占領や併合は後のイスラエルによる占領と同様, 国際社会の殆どが承認していなかった), 一方, ガザ地区は同期間中はエジプトが占領し統治していた(このエジプトによるガザ地区占領・統治も, 後のイスラエルによるものと同様, 国際社会の殆どが承認していなかった)。

1967年6月以降のイスラエルによる上記占領(上に書いたようにパレスチナの東エルサレムおよびヨルダン川西岸地区やガザ地区の他に シリアのゴラン高原の一部, 並びにエジプトのシナイ半島, シナイ半島のみ後にエジプトに返還)は, 当然ながら国際社会に承認されていない。そもそも 1967年11月22日採択の国連安保理決議242号を含む複数の安保理決議が, 1967年占領地からのイスラエルの撤退を要求し続けている(にもかかわらず, イスラエルは占領地の中に次々と入植地を建設し, 言わば二重の国際法違反の行為をやり続けているのだが)。

さて, BBC と 世界「恥知らず イスラエル偏愛 "報道"機関」選手権 優勝を争いながら, その「イスラエル大好き, 死ぬまでイスラエルを愛し続けるわ」(しかしイスラエルってお前らが死ぬまで本当に存在するのか, 実際のところ疑わしい限りの昨今だね)の "アティチュード" で BBC を一歩リードしようとする NYT, 連中(幹部のエライさんや編集の連中)は なぜ 記事見出しに "Territories" とだけ書いて, BBC のように "Palestinian Territories" と書かなかったのか。

連中が単に莫迦である可能性を完全に否定するものではないが, しかしおそらくは悪意のある省略だったのだろうと思う。

連中は あの土地が「パレスチナの」「パレスチナ人の」ものであることを認めたくないのだ。イスラエルが 手放さなければならないのなら, それは「パレスチナ人」のものにするのではなく, せいぜい一時期の占領者だったヨルダンやエジプトの手に戻す。そもそも出来ることなら「パレスチナ人」とか「パレスチナ」といったものの存在すら認めたくない(イスラエル様もそれ認めたくないんだし!)。

そうそう, そうなんだ, 出来る限り,

「パレスチナ人」「パレスチナ」, "Palestinian" "Palestine" って言葉すら 使いたくないんだよ, 当たり前じゃん, 俺たちって「イスラエル大好き, 死ぬまでイスラエルを愛し続けるわ」似非ジャーナリズム, 世界「恥知らず イスラエル偏愛 "報道"機関」選手権の優勝候補, それも最有力の優勝候補なんだから, BBC なんかには負けないぞ, そういうことなんだよね, ニューヨーク・タイムズ!

関連 note リンク

とりあえず, 直近の関連 note 2点。

「西洋の頽廃」の象徴 BBC 〜 イスラエル軍によるガザのダウン症のパレスチナ人殺害を 「ガザのダウン症の青年の孤独な死」 と書く, 文字通りの "恥知らず"

「ロシアがウクライナを空爆」と書く一方で, イスラエルがパレスチナ🇵🇸のガザを空爆すれば単に「何処の国がやったのかは知らねぇなぁ」にしてしまう 〜 相変わらずの自称「民主主義」諸国のメディア

パレスチナ と ボブ・マーリー「ウォー」

前章にリンク掲載した note 2点の, その直前に投稿したもの。

パレスチナ/イスラエル問題 〜 それは 勿論, 2023年10月7日に始まったのではない

過去の note においてもさんざん書いてきたことだけれど, パレスチナ/イスラエル の「問題」は, 2023年10月7日に始まったのではない。いわゆる「パレスチナ問題」(「問題」という言葉の解釈次第で「イスラエル問題」と言った方がよいのではとも思うが)の歴史的背景を知る人間には, それはあまりに常識的なことではあるが。

「パレスチナ/イスラエル問題」の概観については, 以下の 2021年10月8日付 note の 第1章から 第2章 にかけて, まとめています。

ハイファ(48イスラエル, 47イギリス委任統治領パレスチナ)に戻って 〜 1983年10月5日

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