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I Do It for Your Love (歌詞和訳) 〜 ポール・サイモン/ハービー・ハンコック

"I Do It for Your Love" (Paul Simon) 〜 歌詞和訳

邦題は「きみの愛のために」だったけれど、なにも無理に邦題つけなくてもよいのではと思わせるくらいに、元々シンプルなタイトル。ポール・サイモン 1975年リリースのグラミー賞「最優秀アルバム賞」受賞作 "Still Crazy After All These Years" の LP, A面3曲目に入っていた曲。ついでながらアルバムの邦題はそのタイトル・トラックとともに「時の流れに」だったけれど、まぁ特に悪い邦題とは思わないものの、原題のまま記憶に留まってるアルバム。一般論としてはいろんな事情で邦題があってもいいんだけれど、"Still Crazy After All These Years" は洒落たタイトルだし、これも無理に邦題つけなくてもよかったよなぁと感じるところはある。

歌やアルバムのタイトルの「邦題」というものに(ここでは!)何となく否定的なコメントをつけておきながら、しかし歌詞は和訳してもいいでしょ、ということで、今からこの歌の歌詞の和訳、やってみます。

I Do It for Your Love 〜 from Paul Simon 1975 album "Still Crazy After All These Years"

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

..............................

僕らは雨の日に結婚した
空は黄色で、草は灰色だった
書類にサインして、車を走らせた
君の愛のために

部屋はかび臭くて、配管は古びてくすんだ色だった
冬の間ずっと、二人で寒さをしのいだね(*1)
僕らが持ってたオレンジジュースは全部飲み干してしまった
君への愛のために

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ(*2)
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって
オレンジ色が青になってしまったんだけどね

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ(*2)
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって
オレンジ色が青になってしまったんだけどね

訳ある心の痛み
したたり落ちる涙
北半球と南半球で
愛は生まれ、そして消えていく

君の愛のために
僕はただ君への愛のために

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*1 "shared a cold" は直訳的には「寒さを分かち合う」なんだろうけれど、それでは言い回しがちょっと堅すぎる気がする。ここでは、「二人で寒さをしのいだ」という言い方にした。

*2 "rug" はラグマット(部分敷きの絨毯)、もしくは膝掛けまたは肩掛け。画像検索したりして出てくるのは圧倒的に前者。後に続く "And I brought it home to you" を踏まえると後者という解釈もあり得るのだろうが、直前のセカンド・ヴァースで二人が暮らす部屋のことが歌われていることから想像すると、ここはやはり「ラグマット」でいいのではと考え、上掲の訳詞のようにした。

"I Do It for Your Love" (Paul Simon/Herbie Hancock) 〜 歌詞和訳

I Do It for Your Love 〜 Herbie Hancock featuring Paul Simon, from Herbie Hancock 2005 album "Possibilities"

*一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)より「著作権を有する音楽著作物の著作権を侵害している」旨, 指摘を受けた為, 当初 私の誤認識によりここに掲載していた英語歌詞を削除しました。英語歌詞・原詞は公式サイト等に掲載されているものを確認してください(2022.9.2 加筆/削除/編集)。

..............................

僕らは雨の日に結婚した
空は黄色で、草は灰色だった
書類にサインして、車を走らせた
君の愛のために

部屋はかび臭くて、配管は古びてくすんだ色だった
冬の間ずっと、二人で寒さをしのいだね
僕らが持ってたオレンジジュースは全部飲み干してしまった
君への愛のために

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって
オレンジ色が青になってしまったんだけどね

古びたがらくた屋でラグマットを見つけたんだ
それで僕は君のためにそいつを持ち帰ったのさ
途中で色が変わってしまって..

訳ある心の痛み
したたり落ちる涙
北半球と南半球で
愛は生まれ、そして消えていく

君の愛のために
僕はただ君への愛のために

We were married on a Sunny day ♫♫ ... And ♫

1) 歌の歌詞とは違って、我々が結婚した日は快晴だった。でも何というか、あの歌は好きだね。単純なラヴ・ソングではないけれど、いい歌、沁みる歌だなぁと思う。

今日の note 投稿のタイトル上の写真は、以下リンク先の投稿で取り上げた拙者とカミさんの「音楽づくしの結婚」式・披露宴の席次表から撮ったもの。めでたし愛でたしの鶴二羽。

歌詞はともかく、"Was a Sunny Day" .. Paul Simon 1973年リリースの "There Goes Rhymin' Simon" に収められていた「晴れた日だったね」(いま調べたら、いわゆる邦題は「素晴らしかったその日」だったみたいだ、なんか笑える)♫

*このヴィデオ, 付けてる写真がその前のアルバムのカヴァー, なぜだ?(笑)

さて,

2) 新婚旅行は、結婚式・披露宴のように流石に「音楽づくし」とはいかないけれど、この note 投稿の中身自体は「音楽づくし」♫ 

3)

4)

5)

6) このタイトル上の写真も拙者の賢妻、一文字で書くと「妻」なのだ。拙者は「拙者」ながら、拙者による和訳歌詞については「拙訳」などという自虐的な表現はだいぶ前から使わないようにしているのだが、この頃はまだ特に他の言い方を考えないままに何となく使っていた。

実際のところはなかなかの「良訳」。「良薬」と違って別に苦くはない。自「画」自賛ならぬ自「訳」自賛。それはともかく、拙者の妻は賢妻!

Bonus tracks: "Still Crazy After All These Years" 〜 歌詞和訳

1) 前の章 "We were married on a Sunny day ♫♫ ... And ♫" の 6) にも書いたけれど、以前は「拙訳」という自虐表現を使っていた。実際には「良薬 口に苦し」の良薬とは違って、特に苦くはない(詩の言っていることには苦いところだってあるけれども)「良訳」。と常に自「訳」自賛する、人間としては「拙者」。

2)


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