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ボイトレがやっぱり楽しい2018夏

前回記事に書いた通り、トレーナーだった僕だって現在進行形でボイトレをしている。

今は誰かのレッスンには行ってないけど。

(そのうち近しい人・あとは海外のトレーナーのレッスンを受けようと思っているが、お金が足りん…)


自分で勉強してトレーナー目線で紐解いて自分に当てはめて考えていくのだ。

以前、ある有名なボイストレーナーさんが

“何千人の声を聴いて色々な方法論が出来てたけど、自分の声の治し方だけは本当に分からない”

って呟いているのを見たことがある。

1回だけだけど、僕もレッスンでお世話になったことがある。

とても有名な方だ(ボイトレオタクなら余裕で推測できるはず)。


この呟きを見たときに、とてもポジティブに勇気があるなぁって思った。

分からない。自分のことって分からない。本当に難しいのだ。

トレーナーとして、客観的に見れる他人を導く方が簡単な場合も十分に考えれられる。だから、トレーナーより生徒の方が声出てんじゃんってこともあると思うしアリだと思う。

自分より声出てて歌上手い人をレッスンできない…って思ってるトレーナーさん、僕はそんなことないと思う。


歌は、発声はスポーツ(運動)だ。

スポーツ選手よりも身体のことを熟知し、ケアできるスポーツドクターやトレーナーが、プロスポーツ選手よりも動けるわけではない。自分でやるのって、やっぱり難しいんだ。

でももちろん、トレーナーとしてそこに甘えるのは完全に違うので最高の声を志向して日々トレーニングしているのがかっこいいトレーナーだと感じる。


前回の記事の内容を主にトレーニングしている自分だけど、当たり前のように難しくそう簡単にガラッと変わるわけではない。コツを掴んでも翌日には感覚がリセット、とか普通だ。

だから、結構つまらない。

退屈で飽きるし、萎える。

できないから。


でも、時々めちゃくちゃ楽しいのだ。

今までの鬱憤を吹き飛ばすかのような最大瞬間風速的な(変な表現…)楽しさがある。

当たり前だが、それはできなかったことがいきなり「歌のなかで」できるようになったときだ。ただそれっぽい声が一瞬出ただけではなく(このくらいなら頻繁に体感可能)、曲のなかでしっかり欲しいものが使えて、あーーーーこれだ!!ってなったとき。しかもそれで1曲を通しで歌えたとき。

これがボイトレの1つの楽しさなのだ。

僕は定期的に人前で歌っているし、いい意味で自分の技術の上達に焦っているので、曲のなかでしっかり使えてモノになりそうな体感を得られたときが最高だ。そのまま仕事の結果にも直結する可能性が高いし。

ちょうど昨日、僕はその楽しさを体感できた。

最近の、なんか上手くいかなくてむしゃくしゃして落ち着かない感じが一気に晴れていく感覚になる。

「だいさんは最初から歌えてたんですか?」

とか何回も聞かれてきたけど、そんなわけないだろと。今でも全然自分の歌声に満足できてないぞと。こういうサイクルを繰り返して少しずつ変わってきたのが今だ。時々いる天才を除いて、ほぼ全員そうだろと。


だから結局はできる限り楽しんでやっていくのがいいのだ。つべこべ言わず、黙々と。自分のできなさを認めて、でも可能性に憧れて。

頑張ってやらなくていいのだ。気づいたら熱中していた、が1番。義務的に感じたら、一旦離れてみるのもアリだ。

そういう意味でも、たとえば岩崎ひろき氏のこういった取り組みは最高だ。

普通に受けたいこれ。センス抜群。

ワクワクするのって、最高だ。


ということで、しばらくはまた心が晴れた状態で歌の練習ができそうだ。

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