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頼られて嬉しかった日

仕事中、リーダーに声をかけられた。
とある仕事の相談だった。

  
今私やみんなの仕事の負担が大きいし
効率化をはかるためにこんな風に書類作成ややり方を変えていきたいという相談だった。

 
私は私なりの考えを述べた上で
自分にとっては負担になっていないが
リーダーの負担が大きくなっているのが心配だと伝えた。

毎日朝早く来て遅くまで仕事していて
リーダーの仕事が増えていく一方なのが心配だと言った。
リーダーはその返答が意外だったらしくて笑った。
自分は大変じゃないと笑った。

 
だけど実際、私には手伝える仕事もあるけれど
手伝えない仕事が多々ある。
リーダーはリーダーにしかできない仕事を抱えている。 

 
「効率化をはかれば、俺の仕事も減って、そうすればみんなの仕事を手伝える。お互いに楽になるよ。」

 
リーダーは効率化を考えている。
私のことやみんなのことを優先して考えている。
現状をよりよくしようと常に考えて実行している。

それがかっこよかった。

 
二人で長々と話し合った。
こうしたらどうか。あぁしたらどうか。 
普段リーダーは冗談ばっかり言うのに
二人で真面目に仕事の話を続けた。

 
私は驚いた。
まさかリーダーから仕事の相談をされるとは思わなかった。

確かに私はかつて大きな施設で事業責任者をやってはいたけど
今の職場では下っ端なのに。

 
今回の仕事の相談は
明らかに下っ端の私にする内容ではなかった。

それはつもり
リーダーが私や私の一意見を大切にしてくれているという証だった。

 
リーダーは頼もしい。
仕事の相談をすると、いつも力になってくれる。
すぐ心配になって不安がる私に、まるで力を抜きなよと言わんばかりに笑わせてくれる。

大好きで大好きで心から尊敬しているリーダー。

 
そんなリーダーから頼られたり、相談をされることがこんなに嬉しいなんて。

 
「私達正職員はみんなリーダーが大好きですし、リーダーがいつも効率化をはかって仕事をやりやすくしているのは分かっています。リーダーのやり方についていきますから。もっと強気で仕事任せて大丈夫ですよ。」

私がそう言うと、リーダーは照れくさそうに笑った。
その笑顔が素敵だと思った。ついていくと改めて思った。

 
リーダーと一緒に仕事がしたい。
その気持ちに一片も迷いはない。


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