磯山神社（栃木県鹿沼市）

今から10年以上前、利用者とどこか出掛けたいという話になった時に
同僚から鹿沼市の磯山神社の話を聞いた。

紫陽花がキレイで有名だという。
ドラマだか映画だかのロケ地にもなったらしい。

　
紫陽花といったら、栃木県は太平山が有名だと私は思っていた。
紫陽花を愛で、名物の団子や卵焼きを食べるイメージがあった。
ただ、あそこは混むし、階段がたくさんあって車椅子の利用者の方を連れていくのは不向きだと思っていた。

　
太平山より穴場で、利用者向きだという話でまとまり、私は仕事で初めて磯山神社に行った。

　
　
道を走らせると色鮮やかな紫陽花が出迎えてくれた。
普段はひっそりとした神社のようだが、紫陽花の時期は駐車場にひっきりなしに車が停まる。
その日休みだった主任が駐車場をとっておいてくれた。
主任は笑顔で手を振り、私達公用車を手招きしてくれた。

　
　
まず、神社へ向かう。
神社はどうしても砂利がつきまとう。
蹴り上げるように車椅子を押し、砂利の中を汗だくになりながら進んだ。

　
　
茅輪くぐりというものをやっていた。
任意で、やりたい利用者が行う。
職員も付き添いで行う。

　
紫陽花をバックに集合写真を撮った後は
各グループごとに分かれて紫陽花を楽しんだ。

　
磯山神社では必ずハート型の紫陽花がどこかで見つかる。
見つけるとテンションが上がる。

ミッキー発見。　

　
ピンクや紫や青の紫陽花が美しく、私は見とれた。

　

　
歩ける利用者は階段からの景色も楽しみ、車椅子の利用者は階段以外のルートをグルッと回った。

近くは田園風景が広がる。

坂道のため、なかなかに体力を使う（職員が）。

　

　
　

夫婦杉が立派だ。

　
　

　
　
近くには道の駅にしかたがあり、紫陽花祭りを堪能した後はみんなでジェラートを楽しんだ。

　
　
　
家に帰ると、庭の紫陽花も見頃だった。
我が家には何種類もの紫陽花が咲いている（写真に写っていない品種もある）。

　
　
　
磯山神社の紫陽花に魅了された私は
それからも何度か仕事で行き、プライベートでも行った。

　
ただ、紫陽花は梅雨の時期のため、天気に左右されやすかった。
行きたい日が雨だったり、逆に気温が高すぎて暑かったりと、なかなかにタイミングが合わなかった。

また、天候に左右され、咲きが不十分な年もあった。品種や日当たりにより、咲く時期はずれる。

　
花の見頃に晴れの休日に行けるのは運も必要だ。

　
　
　
今年もタイミングが合えば行きたかったが、天気や休みの関係で難しかった。
今年は庭の紫陽花の花を眺めて楽しむことになりそうだ。

来年、磯山神社の紫陽花が見に行けたらいいな。