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ハリー・ポッターと謎のプリンス/J.K.ローリング

ハリー・ポッターシリーズ六作目。

  
例のあの人が復活し、活動が少しずつ活発になっていく中
ハリーも対抗すべく、ダンブルドア校長と対策を練る話である。

 
戦いが加速していく中
恋の話が多いのも今作の特徴。

五作目よりもハリーが恋に恋していて素敵だし
ついにロンの恋も動き出したのが印象的。
ロンのきょうだいの恋や〇〇の恋も暴かれる。

 
サブタイトルにもある「謎のプリンス」が誰かという謎もあり
誰が味方で、誰が敵で、誰を信じたらいいか揺さぶられるハリー達。

呪文を口にしなくても相手に呪文をかけられたり
相手を操る呪いの魔法も出てきたりで
伏線は見事だと思う。

 
読むのは二回目なので、おおよその展開は覚えていたが
それでも私が一番好きなキャラクターが亡くなるのが心底しんどい。

泣かずにはいられない。

 
そもそも
「炎のゴブレット」でも「不死鳥の騎士団」でも私の好きなキャラが死んでしまうのが辛いのだが
初めて今作を読んだ時はそれを上回るしんどさだ。

 
初めて読んだ当時は新刊が発売されてすぐに読んでいたため
次巻が発売されるまで間が空くから辛かった。

 
今は最終巻の展開もある程度は覚えている為、ホッとしながら読める。
「いよいよ次でラストか。あの伏線回収を読めるのか。」と心構えできるのがよい。

 
 
余談だが
ハリポタは一度手放して買い直したわけだが
初期デザインの本は何故かAmazonでは品薄だった。

おかしい、ブックオフではやたら見かけるイメージなのだが。

 
今は外出ができないのでAmazonで買い、それにより上下巻デザインが新旧になってしまった。

しかし、新版を初めて読んだら
こちらの方が小ぶりで軽くて読みやすいのでありがたかった。

なかなかハリポタシリーズは読む時重くて手が疲れる。私は普段本を読む時は文庫派なのだ。

ただ、ハリポタは文庫も発売されているが
最初に読んだのが初期デザインだったためか
やはり初期デザイン版が落ち着く。


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