税理士の先生が知っておきたい雇用をめぐる最近の法律問題#6 労働時間(6)
「働き方改革」といった言葉で表された一連の労働法規制の改正が行われてから数年、雇用関係をめぐっては続々と変化が現れてきています。
この連載では税理士の先生方にもぜひ知っておいていただきたい、最近の雇用をめぐる法律問題をご紹介していきたいと思います。
今回と次回とで、残業代をめぐる裁判で、事業主が抱える支払額が高額になるリスクについてご説明します。具体的には、消滅時効に関する法改正、遅延損害金、付加金、という3つのポイントについてです。
1.残業代に関する消滅時効は法改正で3