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幸せは、どこかの行き着く先にあるものじゃない

幸せは到達するものではなくて、本当はいま目の前にあるもの。好きな人と付き合うとか結婚をすれば幸せになれると思いがちだけど、いまちゃんと幸せになれる。出会えたことに感謝したり、会って話せることもすごく幸せ。目の前の小さな幸せを見つめられる人が、結果的に幸せでい続けられるんだよなと。

「幸せになりたい」

きっと誰しもが幸せになりたいと願っている。

幸せを感じると、嬉しくなる。時々失うことを想像して怖くなることもあるけれど、それでも僕たちは幸せになろうと生きているはずだ。

でもぼくたちは「行き着く先」に幸せがあると思ってしまいがちではないだろうか。

それは誰かにとって「好きな人と付き合うこと」であって、「結婚」ということでもある。

そんなふうに思っていなくてもいつの間にか、あの人と付き合えたら幸せになれる。結婚したら幸せになれる、と「何かを達成したところに」幸せがあると思ってしまう。

付き合うことも、結婚することも、幸せになるための手段でしかないのに、それを満たせれば幸せに到達できると、気がついた時には目的になってしまっている。

ぼくは思う。

幸せは、遠くのどこかの”未来”にあるものじゃない。

本当はいまこの瞬間、目の前の日常の中にあるものだと。

それを見つめられるかどうかが、きっと幸せになれる人と、幸せでい続けられる人の違いなのかもしれない。

小さな瞬間を見つめてみる

幸せになりたいと思えば、いまその瞬間に幸せになることから始めてみる。

小さな幸せを自分で感じられなければ、どこまでも誰かに幸せにしてもらわないと幸せになれなくてなってしまう。

だから、小さな瞬間をまずは見つめてみる。

朝起きて、おはようを言える人がいる幸せ。家族でも、友達でも、職場の人でも、恋人がいるなら恋人でも。

僕たちは1人の人間で、1人でも生きていける。それなのにどこかでちゃんと誰かと繋がっている。言葉を交わしあえる相手がいることは、思っているよりもずっと嬉しいことだ。ありがたいことだ。

今日ぼくはいつものカフェに来て、こうして書いている。店員さんは僕のことを覚えていてくれて、「おはようございます!今日も寒いですね。いつもので大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。「おはようございます。寒いですね。はい、お願いします。」何気ない会話を、当たり前の日常に思いがちだけれど、そんなことはない。

ありがたいと思う。嬉しいと思う。幸せだと思う。

ありがとう、を思う時はいつだろう

どうすれば、目の前の幸せに気がつけるか。

それは「感謝」以外にない。むしろ感謝をすれば、幸せに気がつける。

本当はとても簡単なことなんだ。

ぼくらの生活には、当たり前と思われる多くの幸せがそこらじゅうにある。

今日目覚めたことですら、幸せだ。

朝起きて、今日もまた一日やることがある。好きな人を好きだと思える。目が覚めなかったら、そんなことも起こらない。悩むことだってない。

健康であること、家族や友だちとの関係、美味しいものを食べたり、携帯をいじったり、趣味を楽しんだり。日常の中で感謝できることは、数え切れない。

ほら、今すぐ感謝できることを思い浮かべてみる。

大変なこともある。それはみんなそう。

でもちゃんと目の前に、あるから。ありがとうを見つけてみることから始めたらいいんだ。

いまここ、なんて思えたらいいけれど…

よく「今しかない」という。「今を生きろ」という。

ぼくは、あまり好きじゃない。

そんなことわかっているし、でもやっぱり過去も未来も確かにあるし、今を生きていないってなんだよ、生きてるだろ今。と思う。

いまここ、なんてよくわからない。

だからやっぱり、今この瞬間に幸せを感じる習慣をつけられたらいいんだと思う。

いまここは、遠くを見過ぎないことだと思う。

目の前に幸せがあることを自覚することで、目の前の幸せにありがとうを伝えることだと思う。

いまこの瞬間に思えるありがとうという気持ちを持てれば、それはいまここを意識しなくても、いまここで幸せになれる。

幸せは辿り着くものじゃない。行き着く先にあるわけでもなく、いま自分で感じられるものだから。

いまの自分を受け入れることから

たぶん、もう十分に幸せなんだと思う。

僕らは気がつけば、もっともっとを求めてしまっていて(それが悪いことではないんだけれど)、知らず知らずのうちに「自分はまだ幸せじゃないんだ」と自分を苦しめてしまっているのかもしれない。

もう十分、幸せじゃないかな。

いまの自分も、ちゃんと幸せじゃないかな。

僕らはそうやって、いま目の前の幸せを見つめてみて、自分がちゃんと幸せであることを認められるといい。

こんなもんじゃないのかもしれないけど、いったん今の自分を受け入れることから始めたら、もっと幸せになりやすい。

ないものを埋めるのではなく、あるものに付け足していけばいいだけだから。

マイナスをゼロ、プラスにしていくのではなく、すでにゼロ、いやもう十分プラスだと思えたら、前向きにプラスしていける。

受け入れることから、自分の幸せの仕方がわかっていくんだと思う。

ぜんぶ、人。なんだ

健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だ。以上。

THE GOOD LIFEより

この本にも書かれているとおり、幸せな人生を送るのは、楽ではない。

でも山あり谷ありの道をうまく進んでいくことが、僕たちにはできる。

僕たちは大切な人たちとのつながりなしに、幸せな人生を送ることはできない。少なくとも、1人でゼロやある程度のプラスにはできても、それ以上にはなっていかない。

もっともっとを求めてしまう生き物だから。

生きている間、もっといい状態を求めてしまうから。

今も十分にいいはずなのに。

だから、人に行き着く。行き着く先に幸せがあるわけじゃなく、幸せ終わりにを見つめていったら、行き着く先に人がいるんだ。

そして行き着いたとして、そこからがスタートなんだ。

幸せは、どこかの行き着く先にあるものじゃない。

まずは今の目の前を見つめてみる。

自分の手のひらにあるものをよーく、見てみる。

生きている。今日がある。きっと明日もある。

そこからだ。

笑える。泣ける。悩める。

十分だ。

好きな人がいる。思い出す人がいる。一緒にいてくれる人がいる。

これからだ。

毎日にある小さな幸せを見つめ直すきっかけになりますように。

より幸せを感じることができますように。

代筆屋けんせい


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