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「焼」を詠んでみた。

自転車のサドルは丸く焼かれをりマッチだらうかライターだらう

NHK短歌の2022年10月号が届きました。8月のお題だった「焼」から、佐佐木定綱先生が佳作に選んでくださったのがこの短歌でした。駅前に放置されている自転車を見て、ふと思いついたのです。よく考えたら、他の投稿歌は類想が多そうなものばかりでした・・・反省しきりです。

箸の先で砕かれてゆく壺の底に沈められゆく父は焼かれて

自分の肉親を荼毘に付すことを詠んだ歌は多かったですね。入選歌にもありましたが、人と同じテーマで差を出すには、私は表現力や発想力が足りていません。

朝ドラの世間は甘いヒロインは今川焼で生計(たつき)を立てる

最後は、昨年度の朝ドラ「カムカムエブリバディ」に関する歌です。NHKのドラマを皮肉ったのは、まずかったかな?(笑)このドラマは最初の方こそ見ていたのですが、今川焼一本で家族3人が暮らしていく、って不可能じゃない?と経済的な疑問を感じてから、見る気がしなくなりました。いくら作り事でも、もうちょっとリアリティが欲しかったなあと・・・あくまで個人の感想です。(終わり)

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