読書感想文:歌集っていいな(2)
鳥居「キリンの子」鳥居さんを知ったのは穂村弘さんとの対談「あの人と短歌」でした。私はそれまで2016年に出版された「キリンの子」が歌集としては異例のヒット作品だったこと、鳥居さんの半生が、私の少女時代より何倍も壮絶だったことも、全く知りませんでした。
「あの人と短歌」で引用されていた彼女の短歌と、その存在感に心をつかまれ、地元の図書館で借りたこの歌集を、この夏、仕事の合間に夢中で読みました。それは、一つのドラマであり、ドキュメンタリーであり、でも、やはり「詩」でした。
「