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私の短歌(ときどき俳句)

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2021年から短歌を詠み始めました。自作の短歌のアーカイブと、ネット句会(こっちは俳句です)の告知などを掲載していきます。
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#note短歌部

「弁当」を詠んでみた。

ミサイルが着弾しても朝一でこの弁当を詰めねばならぬ 兵士らが交替で喰ふ昼飯は温かくないド…

だいだい
2年前
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オンライン歌会を開催中です♪

「夏雲システム」を使ったオンライン歌会です 匿名性の高い句会システム「夏雲システム」では…

だいだい
2年前
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「友達」を詠んでみた。

友だちの家にマンガを読みにいく空気のように無視されにいく 友達はあなたを褒めてくれるひと…

だいだい
2年前
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短歌写真部「色」

だとしても仕事はしごと俺たちは赤い車で救いに向かう NHK短歌の企画として最近始まった「短…

だいだい
2年前
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「庭」を詠んでみた

公園をわが庭として折々の花を絶やさぬ緑のゆびは 一生の一万分の一でいい生田緑地が庭であっ…

だいだい
2年前
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「前」と「後」を詠んでみた

累々とこころの死骸積もりたるリストラのあと主なき椅子に 前にしか進めないのが歩兵だとわか…

だいだい
2年前
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「チーム」を詠んでみた

天才を仲間に持ってラッキーと思えば勝ちだジョージ・ハリスン 作曲は四人でやったことにするバンド仲間の望んだ自縛 仲間割れっていうけどその前にそもそも仲間だったか僕ら 仲間だと呼ばれなくなり過ちの重さに気づく風は吹かない 2022年3月13日のNHK短歌、テーマは「チーム」でした。私が投稿した短歌を紹介します。 1首目のチームは言わずと知れたビートルズ。ポールとジョンという天才に挟まれつつ、独自色を出していったジョージの苦悩を思いつつ詠んでみました。 2首目以降は別のバンド

私の短歌:「寝室」を詠んでみた

寝室の奥に開かずの扉があり判断ミスを閉じ込めている 2022年2月27日のNHK短歌、テーマは「…

だいだい
2年前
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私の短歌:「駅」を詠んでみた

二十五階の女子トイレから見下ろした東京駅は眠らない川 2022年2月20日のNHK短歌の題は「駅…

だいだい
2年前
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「告白」しづらいこと>私の場合

ほんとうの年収を切り出せないでいる君の三倍稼ぐ女は 2022年2月12日、NHKラジオ「文芸選評」…

だいだい
2年前
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「会う」ということ。

「会ってみて」と友に言われたひとだからこれが私の価値なのだろう 1月最初の文芸選評、短歌…

だいだい
2年前
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短歌でお金を学ぼう>インベス短歌(回答編)

1. お金って何? 「短歌でお金を学ぼう」と題して、上の句にふさわしい下の句を選んでもらう…

だいだい
2年前
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「〇〇会」の短歌

あの頃は楽しかったとみんな言う同窓会のラインはウザい 正直に結婚式の二次会で別れの歌をう…

だいだい
2年前
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短歌でお金を学ぼう>インベス短歌

お金と、短歌? ある日、お金のこと、そして投資のことを短歌にしようと思い立ちました。お金と短歌で思い出すのは、有名な石河啄木の一首です。 「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢっと手を見る」 石河啄木は家族全員の面倒を見ていたので苦しかったという説もありますが、啄木は浪費家であったという説もあるようです。もし後者だとすれば、「資金管理ができていなかった」ことになりますね。実際はどうだったのでしょう。 啄木の時代からずっと後、昭和・平成の歌人である塚本邦雄さんに