【書評】現代病「集中できない」を知力に変える 読む力最新スキル大全
こんにちは、だいちゃそ(@daichiblog)です。
日々情報に接していると、こうした悩み出てきますよね。
情報量が多くなった現代では、情報を取捨選択する能力、そしてそれを効率的に処理する能力が必要となっています。
そこで今回は、こちらの本を紹介します。
著者は佐々木俊尚さん(@sasakitoshinao)。AbemaTVなどで良く見るジャーナリストさんです。
「世界観」を学んで「知肉」を育てる
本書では、良い情報を主体的に収集すること、それを自分のものとしていく方法が書かれています。著者の情報の収集・整理・保存の方法も具体的に紹介されています。
ネット社会では、情報が洪水のように押し寄せてきます。一方的な情報に流されることなく、自分から情報を取得していく姿勢が大事になります。
情報から「世界観」を学んで、自分のものとする(=知肉)としていく。漫然と情報の受け手となっている人にとっては、ハッとさせられる一冊となるでしょう。
また、散漫力を逆手に取って、逆に集中できない状況を利用してしまおうという発想が独特。
集中できないなら、それを利用したインプット・アウトプットをしていこうというのが面白いですよね。
歴史は常に繰り返す
歴史は繰り返す。だからこそ、歴史を学ぶことが大事です。
過去の情報を得ることで、これから何が起こるかを予測することができるようになります。
例えば、オイルショックの時にトイレットペーパーがなくなった、というのは良く聞く話。私自身「まさかそんなことが」と思っていましたが、ちょうど2年前、スーパーや薬局からトイレットペーパーやティッシュ、マスクが無くなりましたよね。やっぱり、「歴史は繰り返す」のです。
今起こっている戦争もまた同じ。戦争は過去のこと、そう思っていましたが、今まさに世界で起こっていることは歴史に残る「戦争」に他なりません。
スペイン風邪、戦争、大規模な自然災害は過去のことととして語られていますが、今を生きている私たちもまた歴史を作っているのです。過去から学ぶこと、情報を得ることが大事だと考えさせられますね。
娯楽としての読書
時折、なんで自分はこんなに本を読むのが好きなのだろう、と思うことがあります。少し考えてみるのですが、「好きだから好きなんだ」くらいにしか思っていませんでした。
でもこの一節が答えです。私は、読書を「娯楽」として楽しんでいるのです。読書しながらコーヒーを飲み、悦に浸る。これがなんともいえない快感。
読書をして、知識をつけ、知見を深める。それを人にシェアすると喜んでくれる人がいる。そうした人の反応が嬉しくて、また読書をする。
こうした「嬉しい」「楽しい」という気持ちが読書をする原動力となっているのでしょう。
そう、私にとって読書は「娯楽」なのです。
終わりに
情報に埋もれてしまっているな、一方的な情報に押し流されているな、と感じる人はぜひ本書を手にとってみてください。
きっと、「情報」との距離感が変わるはずです。
本書を読む際の注意点も少しだけ。
佐々木さん独自の情報の取り方・まとめ方が書かれていますが、ここは不要な人は読み飛ばしてよいでしょう。
ではまたっ!
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