実は昆虫が世界から8割いなくなってる問題
直近27年間で昆虫が76パーセント減少しているそうだ。この大規模な昆虫の現象は「昆虫カタストロフィ」は呼ばれている。
その理由は、いくつかあって、大規模農業や農薬、都市化、地球温暖化などが挙げられる。
その速度は、毎年2.5パーセントずつの減少で、100年後には現在の1%未満しかいなくなる可能性がある。
地球上の植物の80パーセントは虫によって花粉を運んでもらうことで受粉しており、野生動物においては、アリクイ、センザンコウなど、昆虫食が専門の動物のみならず、キツネ、タヌキ、霊長類などの雑食性の動物においても昆虫は常に食べられている。
言わずもがな昆虫の減少は、他の生態系にも大きな影響を及ぼす。
僕らに身近な影響だと、服が化学繊維だけになってしまったり、感染症の流行などが考えられる。
数年前から、100年に一度や数十年に一度などと言われる大災害(台風、地震、噴火)が何回か起きている。これらの原因はいろいろ言われてきたが、昆虫がいなくなったとか動物がいなくなったとかが巡り巡って大きな災害に結びついているのかもしれない。
林業を長年営んでいる方に取材をしたことがあるのだが、彼は近年の土砂災害の一部原因は針葉樹(特にスギ)が増えすぎたためではないかと考えていた。針葉樹林は広葉樹のように深く根を張らないのだ。
自然は決して単一化などせず、常に多様性をはかる。人間が生み出した健康問題や環境問題などの多くは、自然の複雑さを過剰に単純化しようとしたことに原因がある。
昆虫種の「壊滅的崩壊」、地球規模で進行中 研究https://www.afpbb.com/articles/-/3210763?cx_amp=all&act=all
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