中条あやみは風通しのいい窓
人間は、感情をわかりやすく表現する顔に魅力を感じるそうだ。
茂木健一郎は著書「化粧をする脳」において、顔の美とは感情表現の豊かさに繋がっていて、心の窓であると語っている。
いうなれば、整った顔立ちは、風通しのいい窓ということになる。
顔は人間の喜怒哀楽を映し、内と外をつなぐ窓なのだ。
最近、GUのCMで中条あやみを見かけるのだが、彼女の生き生きとした表情を見て、"風通しのいい窓"とはこういうことかと思った。
彼女の笑ったり困ったりコロコロ変わる表情をもっと見ていたいと思ってしまう魅力がある。
僕は最近までオーストラリアにしばらく住んでいたのだが、オージーたちも表情豊かで、実に魅力的な顔をしていた。
内から溢れる感情をそのまま顔に映しているような印象を受けた。
一方日本人は感情を顔に出すのを避けることが多々ある。
これを海外の友人と話すと「なぜだ?」と聞かれて、答えるのに困ってしまう。
文化というか性というか、、。
その根っこには、日本独特の"空気を読む"文化や"内と外"という概念がある。
彼らにそれを説明するのは至難の技だ。
日本独特のこれらの概念は、表情にだけでなく、生活や企業文化、政治にまで広く根深く影響を及ぼしている。
僕は、これらから放たれるなんとも言えない息苦しさに耐えかねてオーストラリアに飛んだのだった。
日本は窓をあけ、風通しをよくする必要がある。
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