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”エンジニア領域”の中から選んだ!オススメ書籍7選

はじめまして、@dai___youです。
今回は、私が日々読書をする中で読んだ"エンジニア領域"に関するオススメ書籍をご紹介したいと思います。

想定読者

今回ご紹介する書籍は以下のような方々にオススメしたいものになっています。

・"エンジニア領域"に関わる全ての方
・エンジニア組織にご関心がある方
・エンジニア/IT業界未経験の方
・プログラミングは勉強したことがあるが、実務経験はあまりない方

さてさて、それでは今回ご紹介する書籍を紹介します。
私が未経験業種(エンジニア領域)への転職をする際に、爆速キャッチアップのために読んできた"エンジニア"領域の書籍中から7冊厳選してご紹介したいと思います!

全部いい本です。

一気に全部読めればいいのですが、そうもいかない、という方のために以下基準でオススメ度を記載しているので、読みたいものをピックアップして読んで頂ければと思います。

【オススメ度】
読みやすさ=分量・文章表現および技術的な専門用語の難易度
体系的/理論書=構造的な整理の度合いや主張の根拠の豊富さ
ケーススタディ=事例・実例の豊富さ

1.改訂2版 わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門〈GitHub、SourceTree、コマンド操作対応〉

【オススメ度】
読みやすさ★★★★★  体系的/理論書★☆☆☆☆  ケーススタディ★★★★☆

この本は、Git・GitHubの使い方をマンガ形式で書かれている本です。マンガなので、短時間で読める(1.5時間くらい)かつ複雑なGitHubの概念を図解してくれているので、Git・GitHubって何?という方にオススメです。
実際のPC操作画面に沿って、解説されているのもGoodな点です。

近年、GitHubなどのオープンソースでのコード管理ツールが主流になりつつありますので、ご興味ある方はぜひお読み頂ければと思います。

2.リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

【オススメ度】
読みやすさ★★☆☆☆  体系的/理論書★☆☆☆☆  ケーススタディ★★★★☆

この本は、より良いコードを書くための実践的な事例が書かれている本です。いわゆるスパゲティコードと呼ばれるような、読み手にとって読みづらい・意図が伝わりづらい・解釈しづらいコードを、よりシンプルかつシャープにコードを書くための方法が記述されています。プログラミングを勉強して、一定コーディングに対する理解が必要になります。

実務でプログラミングを使う1年目エンジニアには必読の本となっています。

3.エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

【オススメ度】
読みやすさ★☆☆☆☆  体系的/理論書★★★★☆  ケーススタディ★★☆☆☆

この本は、”エンジニアリング”とは何か、”エンジニアリング組織”とは何か、が理論的かつ体系的に理解できる本です。技術、また技術が興隆していく歴史的背景や組織原理(とりわけ組織心理学)などに沿って、エンジニア組織が、エンジニアリングという行為によって、不確実性の高い状態から、不確実性の低い状態に効率よく移していく過程に行うために必要なことが書かれています

”組織領域”に携わられている方にも、これまでの学びを基礎としつつ、+〆の学びがあるかと思います。

少し理論的なので難しいと感じる方もいるかも知れないですが、広木さんの書籍は一読しておくことをオススメします。
Qiita内で非常にためになる記事を複数公開しているので、この書籍をよみ、記事も見ることをオススメします。

4.アジャイルサムライ−達人開発者への道

【オススメ度】
読みやすさ★★★★★  体系的/理論書★★☆☆☆  ケーススタディ★★☆☆☆

この本は、アジャイル・スクラムって何?という方にオススメです。
ストーリー仕立てで、絵が豊富、比較的平易な文章で書かれているので、エンジニア初心者でも読みやすさがある本です。
アジャイル開発プロセスに沿って、何を、どのようにすればいいのか、がわかる本なので、”アジャイル開発”にご関心のある方は必読かと思います。

ざっと内容を理解したい方はこちらのQiitaもオススメです。

5.LeanとDevOpsの科学[Accelerate] テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する

【オススメ度】
読みやすさ★★★☆☆  体系的/理論書★★★★★  ケーススタディ★★☆☆

正直、今回のオススメ書籍の中で1番オススメの本です。ソフトウェアデリバリのパフォーマンスとその測定方法(重要な指標となる4keys)、組織全体のパフォーマンスに影響を及ぼす組織文化や技術的プラクティスについて学べる良書です。

全体3部構成で、第2部の科学的根拠が重要だと思うのですが、第1部のソフトウェアデリバリと組織の成果を出すには、どのようなケイパビリティ(組織としての機能や能力)が必要かという結論部分と、第3部のケイパビリティの改善アクション部分を、読むだけでも開発組織の組織変革の概要を理解できます

こちらもざっと内容を理解したい方は以下のQiitaがオススメです。

また、以下のtexta.fmはめちゃ参考になります。超面白い!!
名著『LeanとDevOpsの科学』をテーマに、継続的デリバリー、Jolt Awards、4つのキーメトリクス、フロー効率とトランクベースの開発などについて喋りました / “5. Accelerate

『4つのキーメトリクス(4keys)』はおそらく今後のソフトウェア開発において非常に重要な位置づけになってくると思われます(現在進行形でなっています)。

冒頭ご紹介したGitHubというソースコード管理ツールですが、GitHubのVPoEのDana Lawson氏もこちらの書籍『LeanとDevOpsの科学』の著者ニコール・フォースグレン氏の思想に影響を受けているようです。
プロダクト開発のライフサイクル(PRライフサイクル)の可視化、また計測指標として、エンジニア組織の改善活動にご関心のある方は必読です。

GitHubのVPoEのDana Lawson氏も『LeanとDevOpsの科学』の著者に言及していた元記事は以下です。

6.チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適応型組織設計

【オススメ度】
読みやすさ☆☆☆☆☆  体系的/理論書☆☆☆☆☆  ケーススタディ☆☆☆☆☆

序文、"現代における組織設計とは、顧客の声に応えるべくコラボレーションするための技術を設計すること"、強烈ですね。
まさに今求められる、とりわけソフトウェアを取り扱う組織・企業における組織設計の概念と方法論が書かれている本です。

これからの時代、あらゆる産業にソフトウェアが組み込まれていく中で、技術を理解し、技術起点で組織を設計することが求められていくことでしょう。その中で、既存の組織体制・設計ではなく、価値あるソフトウェアを素早く届けられる組織設計とは、どのようなものかを考えられます。

会社・開発組織全体を見られている方には非常にオススメの一冊となっています。

sibayuさんがまとめてくださっているので、ぜひこちらご参照ください!
スケールする組織を支えるチームタイプやチームインタラクションを学ぶ - チームトポロジー読んだ - $shibayu36->blog;

7.DMM.comを支えるデータ駆動戦略

【オススメ度】
読みやすさ★★★☆☆  体系的/理論書★★★☆☆  ケーススタディ★★★☆☆

この本は、事業xデータで組織を捉えるうえで非常に参考になる本です。システム理論で事業を捉え、データ駆動で事業推進するプロセス、組織づくりについて書かれています

過去に著者の石垣さんがセミナーをやっているので、お手元に本をおいて、セミナーをみると理解が深まります。

400ページと少し重めにはなりますが、図解が多いので、読みにくさは少なく、セミナーも1.5hくらいなので、セミナーでピックアップされている箇所を抜粋して読むだけでもいいかと思います。

以下にも書籍の内容がまとまっているので、ぜひ参考にしてみてください!

さいごに

いかがでしたでしょうか?

エンジニア・エンジニア組織といった”エンジニア領域”をテーマとして書籍をご紹介させていただきました。

ちなみに、今現在私が所属しているFindyでは、『Findy Teams』というサービスを提供しております。

Findy Teamsは、GitHubやGitLab、Jiraなどエンジニア向けツールを解析することで、エンジニアリング組織の生産性を可視化し、開発者体験(Developer eXperience)の向上を目指すサービスです。

エンジニア組織の改善活動に寄与するサービスですので、ご興味ある方はぜひご覧ください!

ではでは:D

Twitter:@dai___you

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