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未経験業種への転職 〜Findy入社後1ヶ月を振り返ってみた〜

はじめまして、@dai___youです。
今回は、新卒で入社した組織人事コンサルファームから、エンジニア採用・エンジニア組織支援に強みをもつIT企業へと転職した自身の経験から、”未経験業種への転職”をテーマに、実際に入社してから1ヶ月経ってどうだった?みたいなところを書きたいと思います。

前提

私は現在『Findy Teams』という新規プロダクトの営業をしております。
Findy Teamsは、GitHubやGitLab、Jiraなどエンジニア向けツールを解析することで、エンジニアリング組織の生産性を可視化し、開発者体験(Developer eXperience)を向上を目指すサービスです(詳細はこちら)。

前職では、組織人事コンサルファームで、組織マネジメント領域の支援(人事制度構築コンサルティング)の営業やコンサルティングをしていました。

そのような中で、とある経緯から、今年度1月に現職のFindyに転職して今に至ります(転職の経緯などは過去のnoteをご覧ください)。

これまでも”組織支援”領域に携わってきたなら、それって異業種って言わなくない?って疑問があると思いますが、

答えはNoです。

もちろん、過去の経験が活かせる側面もありますが、”同じ組織支援領域”とはいえ、こと”エンジニアリング”組織においては、既存の延長線上の知識や経験といった枠組みでは捉えきれないものが数多く存在する世界です。

深くソフトウェア・技術を理解していなければ、コミュニケーションすら難しく、それらソフトウェア・技術を起点に組織が設計され、コミュニケーションがなされているのが”エンジニアリング組織”なので、そもそもデジタルリテラシーの前提知識がないと組織支援のスタートラインに立つことすら難しかったりもします。

実際に、入社前にNDAを結んだうえで、現職のslackに招待をしてもらい社内のコミュニケーションをみていたのですが、ビジネスサイド(営業やカスタマーサクセス)が普通にエンジニアの言葉を用いてやりとりがなされており(当時はどういう会話がなされているのかすらわからないレベル、いまもわからない部分は多分にあるが)、
それこそ言葉通り、"話してる言語そのものが違う"というレベルで、やりとりの内容が理解できませんでした。

なので、正直右も左もわからない未知の業種への転職、一筋縄ではいかないな、と思いました。

と言いつつ、気づけば入社して1ヶ月経っていたので、ここで振り返りたいと思います。

未経験業種へ転職して1ヶ月、その総評

私事ですが、日々営業として(フィールドセールスだけでなく、一部インサイドセールス、また狭義のマーケとしても)活動する中で、お客様からサービス導入いただけました(お客様はもとより、いつもプロダクトを作ってくださっている企画・開発の皆さま、事業開発サイドの皆さま、ありがとうございます!)。

なので、そこに至るまでに意識していたことを書きます。

意識していたことはシンプルに2つです。

1.”何がわかっていないのか”をわかる状態にする
2.TTM(徹底的に真似る/学ぶ)

1.”何がわかっていないのか”をわかる状態にする

先述のとおり、最初は右も左も”わからない”状態なわけですが、そこで重要なのが以下の3つだと感じます。

1.”何がわかっていないのか”をわかる状態にする
2.”わかっていないこと”が”本当にわかっていないのか”を確認する
3."わかっていないこと”に優先度をつける

1.”何がわかっていないのか”をわかる状態にする

わからないことにぶつかる機会を多く設けることが大事です。とりわけ、質問された時にこたえられなかった、言葉が理解できなかった、うまく説明できなかった、などコミュニケーションの場で起こることが多いため、顧客・社内接点をまず持つことが重要。

その中で、漠然とわからないと思うのではなく、わかってない言葉/用語/概念/仕組み/構造などを一つ一つまず特定していくことです。これは地道に心のモヤモヤを捉えていくしかありません。モヤモヤしてるときはわからないことを発見できるチャンスです。

2.”わかっていないこと”が”本当にわかっていないのか”を確認する

わからない言葉一つ一つを特定できれば、あとはその言葉を理解できているか、問いを立てます。それはなぜ?(Why)、それは何?(What)、それはどうやって?(How)、と自問自答します。
答えられない場合は、わかっていないことリスト追加です。

3."わかっていないこと”に優先度をつける

すべての言葉を深くまで理解することは認知負荷が大きすぎて、脳みそのキャパシティがパンクしちゃいそうになります。なので、頻出で出てくる単語(3回以上でてきた)以外は、ざっくりこんなイメージ感かな、くらいに止めてます。頻出の言葉は念入りに調べて理解します。

異業種だとあれもこれも覚えること多すぎる、となりそうなので、地道にコツコツわからないことを見つける、わからないことなのか確かめる、わかっておかないといけないものはきちんと理解する、わかっておかなくてもなんとかなりそうなものは一旦隅においておく、と繰り返していました。

ここで結構重要なのが、優先度の低い言葉に関しては勇気を持って置いておくことです。色んなことを詰め込みすぎて頭がこんがらがる、のであれば、わからないことは「これはまだ理解していない」と認識した上で、あえて横においておきます。
重要な言葉は度々こんにちはするので、そのタイミングで顔と名前を徐々に覚えていきます。

こんにちはする頻度が多ければ、そのタイミングで理解しようと努めればOKです。

2.TTM(徹底的に真似る/学ぶ)

巷でよく言われているTTP(徹底的にパクる)という言葉、これやはりばかにできない言葉だとつくづく感じます。

一方で、悪く言えば、単なるコピー、言葉の受け売り、だけでは通用しない世界もあると感じています(自分の場合)。

言葉の受け売りや完全なるコピーだと、自分自身の意図や本質的にお客様に伝えたいことと逸れてしまい、うまく表現できない・伝えることができていない・伝わらない、ということが発生するからです。

そこで重要なのがTTM(徹底的に真似る/学ぶ)。
この記事を書きながら、いま作りました。完全なる造語です。笑

まずは真似る、模倣することから始めるのですが、複数のインプット情報を脳内に集積させます。色んな観点や意図で発信された言葉や方法等を把握します。

主には、人・本・ネットです。

まず、社内外のMTGへの参加、ほか事業部とのコミュニケーション等をして人が言っていることに耳を傾けます。また、オンラインでのセミナー・イベントは短時間で業界のことをその業界人から知るにはめちゃいいです。

は、2種類の本を意識して読みます。
1.事象の全体像と部分が構造化された/体系だった本を読み、業務及び自分にフィットする"教科書"を見つける
2.実践/事例/ストーリー仕立てといった具体部分を把握できる本から複数視点取り入れる

理論的な教科書で構造を捉えて、実践的な本で仮説検証し、理論の蓋然性のN値を拾いにいくイメージです。


基本的に本は”参考教材”として捉えて、自分の思いつきを赤ペンで書きなぐって、自分の業務や周りの事象に置き換えるよう意識しています。

"エンジニア領域"に関して言えばこのあたりは面白かったなー。

ネットは、SNS(Twitter、Facebook)記事(テックブログ、技術系ディア)、海外サービス、などをひたすら漁りました。
業界で積極的に発信している方のTwitter、noteなどはめちゃ参考になります。またテックブログもいいです。Twitterを見ていれば大抵の情報は流れてくるので、よさげなコンテンツがあれば、いいねでリスト化して、あとで覗きにいく。ブログ内で紹介されているコンテンツを経由して、また新たにインプット情報を増やす、等していました。あとUdemyとかでプログラミングは触って一定勉強しました。

最後に、徹底的に学ぶです。

学ぶというのは、脳内に集積したインプット情報を元に、自分自身で考え、自分の言葉で表現する(アウトプットする)ことです。必ずアウトプットが伴います。

一定インプット情報が集積されたら、Twitter、iPadのnote、SlackTimes(たまに)、人に説明する、で必ずアウトプットします。
自分の言葉で表現できない場合は、「あ、わかってないんだな」と認識して、もう一度インプットし考え直します。
アウトプットで脳内に集積された情報を整理できますし、脳内で集積されていたインプット情報を外部ディスクに吐き出すイメージで脳内の負荷が減ります。
以前考えていた事は、アウトプットした場所にいけばあるので、考え事を頭の中にとどめておかなくてよく、脳内の容量がまた空きます。

アウトプットメリットは絶大です。

おわりに

要するに、色んな人とコミュニケーションとって、わからないこと明確にしていこう、わからないことは学ぼうというのがキャッチアップに繋がりますね。

Findyでは、異業種からの転職者もたくさんいるので、ご興味ある方ぜひぜひ

Yudai Tanakaのツイッターはこちらです!フォローいただけると嬉しいです!

ではでは:D

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