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ネガティブ≠ネガティブシンキング

昨日、ビッグマッチに敗れた。何日もこの日の為に準備してきたが完敗。結果として悔しかったが、それ以上に指導者経験の中で一、二番を争うほどの悔しい思いをした。それは試合後、応援のために残っている選手もいる中試合に出ていた選手が「相手が強ければ俺らは終わりだ」と発言した事。さらに負けて落ち込んでいるメンバーがいる中ヘラヘラ話をしていたのだ。

試合後、彼を呼び出し話をしたが僕の思いが届いているかはわからない。しかし絶対に今後も離れる事なく向き合っていこうと思う。

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今回の記事は自分がチームの監督、指導者として感じた事を記事にします。


組織やチームというものはあらゆる人の集合体で成り立つ。①他人事も自分事のように考え、自分に自信を持っているポジティブなリーダー的年長者がいれば、②自分に自信があり考えが通らず組織や人の文句ばかり言うネガティブシンキングな上司や先輩もいる。③成長したいと考え、そこそこの自信も兼ね備えるポジティブシンキングな最年少者もいれば、④元々人の影にいる事が居心地良く感じ、自信を持てないネガティブな若者もいる。

全員が揃うチームは多種多様でおもしろい。いいじゃないか。と思うかもしれない。しかし②の人間が自身のリーダーシップを自身の強さや強引さと勘違いしていては部下や後輩は決してついてこない。①、③で構成されたチームには絶対に勝てない。

チームへの”影響力”を考えると、

①②>③④である事は当然である。

しかしプラスの影響力を与えれるのは、①、③だ。

途端に活躍したり、成績を挙げた④がチームにプラスの影響を与える事もあるだろう。

チームに-の影響を与える②の人の特徴は、

・越えられない壁から逃げて変わる事を恐れている。

・自分に自信がない為、誰かに構ってもらいたい。

・権力を利用し口先や態度でみんなの目線を集める。

・自分と同等レベルの人とは仲良くなれるが、上のレベルor下のレベルの人とは仲良くなろうとしない。

要は自分に本当の自信がないが承認欲求はかなり強い。という特徴がある。

彼らはある程度活躍できるかもしれないが、みんなを心から納得させ、称賛されるようなハイパフォーマンスを発揮日は来ないだろう。

正直そんな上司や先輩についていくのはバカバカしいし時間の無駄である。

だが、彼らも自分の現状や立ち位置を見極め、行動した日にはとんでもないパフォーマンスを発揮する。そこからのパフォーマンスは継続して素晴らしいものである。

自分の現状や、立ち位置を見栄を張る事なく見極める事ができたタイミングこそが人が"変わる"瞬間である。

その"変わる"ことによって周囲の目や自分のプライドが傷つくかもしれないが、そんな事は一瞬の出来事で長い目で見れば、過去の瞬間なんてどうでもいい。結果的にチームに+の影響を与えられる人になるだろう。

次に、④のタイプの人は一番の伸び代があると言っても過言ではない。自分のチーム発足当初、目立っていなかった選手(どちらかというとネガティブキャラ)が周りの選手よりも圧倒的に多く練習に来て地道に努力していたら、不動のスタメンになり周囲から認められる存在になったからだ。

きっと彼は練習に休まず参加するという目標と自分の可能性を少しでも信じて自信をつけながらやってきたからだと思う。彼は周りと自分を比較せず、ずっとポジティブシンキングであった。

ここで僕が言いたいのは

ネガティブ≠ネガティブシンキング

という事だ。ネガティブシンキングはチーム悪影響をもたらし、自身の成長の妨げにもなるが

決してネガティブな性格や個性は障壁にならない。物事を冷静に見たり考える能力ですらあるからだ。

そして彼らが自身を周りと比較せずポジティブシンキングで居続ければきっと結果はついてくる。

僕にもネガティブになるタイミングはめちゃくちゃある。しかし、いつでもネガティブシンキングにならずポジティブシンキングでいようと思う。

このように考えさせてくれる選手にとても感謝しているし、少しでも力になれる事がしたい。


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