健全な「はたらく」を応援する事業アイデア

「はたらくってなんだろう」

これほどまでに希望に満ち溢れ、残酷な質問はない。

「はたらく」に意味を見出し、十分な対価を得られている人はごく一部であると思う。しかしながら、この質問があることで、無意味な仕事も意味づけができ、社会にそっと繋がっている感覚を持てる。

資本家と労働者。

その関係性の中で「はたらく」機会が生まれる。労働者である以上、100%自分がやりたいことを貫くのは困難である。残酷だが、明らかな事実。それは資本家にも言えるかもしれない。起業当初の志はどこかに飛んでいき、気づけば、「売上」「粗利」を追求する人間になっている。その先には富の集積以外に何があるのだろうか。

成長は本当に是なのか。

経済成長は良いものとされる風潮。本当だろうか。経済成長したところで、資本主義の世の中では一部の資本家に富が集まる。その富をいかに再分配するのか、その方法論を考えたい。

コロナでより鮮明になった、エッセンシャルワーカーと呼ばれる人への不十分な待遇。普通に考えておかしい。資本主義の論理が機能不全を起こしているのであれば、真っ当な再分配の仕組みを作る必要がある。

応援したい個人に資本が行く仕組みを。

私が構想しているのが、「毎日の頑張りが誰かを勇気づけ、名もなき駅前シンガーに寄付をするようにチップを贈りあえる仕組み」である。有名無名は関係ない。フラットに自分が社会に対して貢献できたこと、些細なことで良いので投稿する。それをみた誰かが、チップを贈る。チップの見返りは求めない。

注目が視聴を集めるのではなく、本質的に利他な活動が資本を集める仕組み。この構想はなんとしても実現させたい。私にとって、生涯のテーマの一つである。

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