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だい
2022年6月20日 22:18
私はいつしか、「私」を捨てることになった。「なんで、胸の下に線があるの?おもしろい。」小学校のプールの授業の時間に言われたこの言葉を、十数年たった今でも、鮮明に思いだすことができる。それは、初夏盛りの午後だった。お昼休みのあと、水泳の授業のために水着に着替え、プールサイドに集まって整列していた時のことだ。この発言をした同級生は、きっと面白半分で言ったことなのだろう。ただ、私にとっては