採用担当として考えていること
わたしのいる会社も例に漏れず、多くの新卒の方の採用をしています。(もちろん、中途の方も採用しています)
その際に、入社前職場見学を受け付けていて、職場見学の後に面接の申込みをしてもらう、ということにしています。
では、入社のための面接、つまりは採用面接に申し込んだ時に何を準備すればよいでしょう?
採用する側の観点から考えてみましょう
採用面接は、ずばり
「本当に志望している会社の業界にはいりたいか?」
と
「しっかり志望している会社を研究してきているか?」
を見ていると思います。
本当にその業界に入りたいのか?
本当にその志望している会社がいる業界にはいりたいか、は面接で話をしていてわかります。その場その場で気に入られるために小さなウソをついているのは、案外と分かるものです。
なので、採用面接を申し込む際は小さなウソをつかず「本当にその業界にはいりたいかどうか」を一度しっかり考えてから受験されることをおすすめします。
というのも、なりたくない職業に「なんとなく」応募して、「なんとなく」採用されて、「なんとなく」嫌になって、「なんとなく」やめる、となると、ものすごく時間とお金がもったいないのです。
入社のために、自分で多くの時間をさき、引っ越しを含めた多く事でお金を使うでしょう?それを「なんとなく」に捨ててしまうことになる。
さらに、どんな職場に行っても最初はストレス溜まります。ワタクシもいくつかの転職を経験して、どの職場でも最初の数ヶ月は辛かったし、思い通りにいかないなぁ、と思うことが多くてストレス溜まりました。どんな職場でも最初に経験するその「ストレス」で嫌になってやめるのは、今後おそらくどの職場に行っても最初に経験するストレスによって、「なんとなく」いやになってやめてしまうことになる。
「なんとなく」で仕事を初めて、「なんとなく」ストレスで嫌になって、「なんとなく」やめる。
やめた時には数ヶ月~1、2年経っていて、新卒じゃなくなって、なにも身についていない。この状況は、どうでしょう?
なので、この状況を避けるために、応募前にじっくり考えていただきたいのです。
志望している会社でなければいけない理由
しっかり志望している会社を研究しているか、もすぐに分かります。
その会社でなければならない理由、は採用する側としては気になります。それは志望している会社で仕事を続けられるのか、マッチした人材かを知りたいからです。その会社を「本気」で志望するなら、しっかりとどんな会社か、オープンになっている情報を元に調べるでしょう?少ない情報でも、しらべるでしょう?
でも、調べていない候補者が少なからずいるのです。
さらに、面接で話をしていると、志望している会社じゃなくてもいい志望動機のことが多々あります。それならば、その会社じゃなくても他に候補者にマッチする会社もあるはずで、そちらがいいのではないか、と考えてしまう。
むしろ、その会社でないといけない理由をしっかり考えてほしいのです。
なぜその会社を志望するのか
その会社のどこが良くて志望するのか
自分のこういうところとマッチするからその会社が良い
自分はその会社にこういう貢献ができる
など、考えれば色々あります。
そうやって理由を書いて積み上げていくと、実はその会社じゃなくても良くないか?と思うかもしれない。そしたらそれでOKだと思うのです。違う道がひらけたから。
一方、その会社でなければならない理由が一つも出てこないなぁ、という場合は、「よくよく」、本当に「よくよく」考えられるとよいかと思います。
採用する方として考えていること
わたしのいる会社は「その業界のプロになる」、「お客様とともに歩み」、「地域に貢献する」ことを目標にしています。本当に当社に入りたいか、本当に業界におけるプロになりたいか、という観点をもとに、「長く働く」ということを念頭に採用をしています。
ただ「面接に行けばなんとかなる」ではなく、準備をして望まれることを期待します。