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大好きだから、伝えたい ーハピネッツガールズ くるみんー

 秋田ノーザンハピネッツには、アリーナを一緒に盛り上げたり、PR活動をする『ハピネッツガールズ』がいる。ホームゲームに行くと、笑顔で彼女達が出迎えてくれ、試合中だけでなく試合がない時も、秋田ノーザンハピネッツの魅力を伝えてくれる。高校時代から秋田ノーザンハピネッツのブースターとしてアリーナに通い、憧れのハピネッツガールズになったくるみんにその経緯とクラブの魅力を聞いた。

くるみん(えのき くるみ)
高校1年生の頃からアリーナに通い始め、シーズンチケットを購入して毎試合アリーナで応援していた熱狂的な秋田ノーザンハピネッツブースター。2019-20シーズンからはハピネッツガールズとして活動し、今シーズンで4年目を迎えるハピネッツガールズの中心的存在。


母の後押しで踏み出した一歩

宮本 最初にハピネッツガールズについて教えてもらえますか?
くるみん ハピネッツガールズは秋田や秋田ノーザンハピネッツの魅力をもっとたくさんの方に広めていくためにPR活動をしています。
宮本 活動が始まったのはいつからなんですか?
くるみん 2015-16シーズンの途中、2月頃にお披露目だったと思います。当時は佐藤侑美さん(タレント)や花塚悠希さん、菅原咲子さん(秋田テレビアナウンサー)がハピネッツガールズとして活動されていました。
宮本 そのころから秋田を応援していたんですか?
くるみん そうですね。bjリーグの最後の年から応援していて、Bリーグが開幕してからは本当に毎試合応援に来ていました。
宮本 ブースターとしてずっと応援していて、ハピネッツガールズに応募しようと思ったきっかけはなんだったんですか?
くるみん まずはかっこいいなという憧れがありました。社会人2年目のときに、ハピネッツガールズの募集があったんです。仕事にも慣れて、ちょっと心にも余裕ができたタイミングで、悩んでいたら、会社の人や家族や友人も背中を押してくれました。一番背中を押してくれたのは母ですね。それで会社に相談してみたら、「いいと思うよ!」とすごくポジティブに受け取ってくれたので、応募しました。
宮本 じゃあ、最初はお母さんに「こういうのがあるんだけど、どう思う?」って相談したんですか?
くるみん いや、実は家族全員が秋田ノーザンハピネッツが大好きで、よく一緒に試合を見に行っていたので、母もハピネッツガールズのことは知っていたんです。
宮本 そうなんですね。でも、ハピネッツガールズになるということは、ブースターから一歩踏み込むわけじゃないですか。それってすごく勇気がいることだと思うんですけど……。
くるみん そうですね。いちブースターからチームに関わる立場になるのは、気持ち的に変わるのかなと私も思っていました。でも、秋田ノーザンハピネッツが大好きなのは変わらないですし、もっと色んな人に秋田ノーザンハピネッツを知ってもらいたい、その力になってみたいという気持ちの方が大きくて、本当にワクワクしながらオーディションを受けに行ったのを覚えています。

仕事とハピネッツガールズ、どっちも頑張ろうという気持ちが強くなった

宮本 くるみんが感じる秋田ノーザンハピネッツの1番の魅力はなんですか?
くるみん 日常では感じられないような興奮やワクワクをアリーナで感じられることです。今は声を出せませんが、アリーナでみんなで盛り上がったり、アリーナにいなくてもクラブ公式Twitterで募集した応援メッセージを試合の中で紹介しています。本当に秋田一丸となって応援しているのを体感できることが1番の魅力だと思います。
宮本 秋田のバスケ熱は本当にすごいですもんね。ハピネッツガールズになって秋田ノーザンハピネッツというクラブに内側からも関わるようになったと思います。学んだことやそこでしか知ることができなかった魅力はありますか?
くるみん 裏方として支えてくれているクラブスタッフさんや、運営に携わっていただいている別の会社さんもたくさんいます。試合に向けて、どうすればブースターの皆さんに楽しんでもらえるのか。それをみんなで協力して作り上げる姿はハピネッツガールズになって初めて知りました。私もその一員だと思うので、自分も頑張ろうという気持ちを常に持っています。
宮本 ハピネッツガールズはお仕事と掛け持ちで活動されているとのことですが、両方に向き合うことで、ご自身が成長したと感じることはありますか?
くるみん 自分の好きなことをやらせてもらっているので、お仕事もハピネッツガールズの活動も疎かにできないという自覚を持てたことは成長だと思います。ホームゲームのある時はお仕事を休ませてもらうこともあるので、その分ハピネッツガールズとして頑張らないといけない。どっちも頑張ろうという気持ちはすごく強くなりました。
宮本 なるほど。ハピネッツガールズは、具体的にどんなことをしているんですか?
くるみん 試合の日は、アシスタントMCの森川のどかさんと一緒に試合前の会場アナウンスをしたり、ブースターの皆さんから届いた応援メッセージを紹介しています。あとはブースターさんのお出迎え、お見送りもしています。試合じゃない日は、クラブから解禁された情報を個人のSNSで拡散しているので、ぜひ私のTwitterInstagramTikTokをフォローしてくれたら嬉しいです(笑)。
宮本 これを読んだみなさんは秋田ブースター以外の方もくるみんのSNSをフォローしてくれればと思います(笑)! 今シーズンは、ここ数シーズンよりもアウェーからのブースターさんも増えると思いますし、バスケの注目度は上がっているので、秋田ノーザンハピネッツの試合に来たことがない秋田の方も足を運んでくれると思います。くるみんは秋田の会場、試合をどのように楽しんでもらいたいですか?
くるみん ホームアリーナであるCNAアリーナ☆あきたは、建物がドーム型になっていて、応援や音響の迫力がすごいんです! これも裏側の話にはなるんですけど、スピーカーの音量や音楽をかけるタイミングなど、スタッフさんのこだわりが詰まっているので、ぜひ注目してほしいです。グッズもすごくかわいいものが多くて、私も個人的に買っちゃうんですけど、どんどん新しいのが出てくるので、ぜひアウェーのブースターの皆さんにもお気に入りを見つけて、購入してもらえたら嬉しいです。あとはフリースローの時に、ブースターみんなでやる「ぎろたんぽ」は秋田のホームでしか聞けないので、そういう秋田にしかないものを感じて、楽しんでもらえたら嬉しいです。
宮本 おすすめのグッズとかはあります?
くるみん 私も最近購入したんですけど、ベースボールシャツが可愛くておすすめです。あとはオフィシャルサプライヤーのFILAさんのグッズは、すごくおしゃれで日常使いができるものもたくさんあるので、バスケの会場だけではなく、色んなところで身につけてくれたら嬉しいです。

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秋田ノーザンハピネッツ、バスケの魅力を伝えたい

宮本 昨シーズンの秋田は、Bリーグになってから初めてチャンピオンシップに出場しました。その時はどんな気持ちでしたか?
くるみん 昨シーズンの最後の試合は、アウェーでの三遠ネオフェニックス戦で、私は仕事だったんです。現地で試合を見ていたら、泣いていたんだろうなってぐらい本当に嬉しかったです。会社にも秋田ノーザンハピネッツのブースターの方がいて、お互いパソコンで速報をカチカチしてました(笑)。
宮本 シーズン終盤はなかなか勝てなくて、本当に苦しかったですもんね。
くるみん はい(笑)。やっぱり「CSに出てほしい」っていう気持ちがすごくあったので、早く決めてほしいなって、正直思っていました(笑)。
宮本 本当にね(笑)。くるみんとしては、今シーズンの秋田にはどんなことを期待していますか?
くるみん 戦術的なところは詳しくないんですけど、今シーズンは日本人選手が全員継続で、外国籍選手が全員入れ替わった中で、秋田の持ち味であるディフェンスがどう強化されるかに注目しています。どういうチームに成長するのか、すごく楽しみです。
宮本 個人として、今シーズンの目標はありますか?
くるみん ハピネッツガールズに後輩ができたので、後輩達と秋田や秋田ノーザンハピネッツの魅力を伝えるために、できることを探して頑張りたいと思っています。ハピネッツガールズとして、チームに与えられるエネルギーは微力かもしれませんが、ブースターさんにも顔を覚えていただけるようになりました。今回の取材も含め、クラブの魅力を発信する活動が増えてきて、今までよりもクラブに貢献できることがあると感じています。あとは、今まではコロナでなかなかアウェイの試合にはいけなかったので、私自身もアウェーの試合を観戦に行って、色んなクラブのバスケットボールに触れて、秋田ノーザンハピネッツはもちろんですが、バスケットボール自体の魅力ももっと伝えられたらと思っています。

CNAアリーナ☆あきたで待ってます!

文・写真=宮本將廣

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