社会主義について
こんにちわ!
だいちです。
今日は「社会主義について」について話して話して行きます。
前回、【お金の成り立ちについて】〜資本論〜 でカール・マルクスの資本論について解説しました。
その続編として読んで下さい。
まだ読んでない方はこちらを先に読むと流れが分かってくると思います。
社会主義とは
社会主義とは生産物・富を民主的に分配するため、生産手段を社会の共有とする制度、およびそういう制度の実現を目的とする社会思想・社会運動のことを指します。
社会主義の国は以下のような国があります。
ソ連
**東ドイツ、ハンガリー、ポーランドなどの「東欧」
中国、北朝鮮の「東アジア」
**ベトナム、カンボジアなどの「東南アジア」
イラク、シリアなどの「中東」
エチオピア、コンゴ共和国などの「アフリカ」
キューバの「中米」
と、世界中で社会主義国ができていきます。
今回は社会主義国の2つの国についてスポットを当てて解説していきます。
まずは1つ目の国ソ連について解説です。
当時、社会主義のソ連をつくった人物はレーニンです。
レーニンの死後、指揮を取ったのはスターリンです。
スターリン時代は【言論の自由】の規制で抑圧されていたと言われます。
理由はソ連の周りの国は資本主義国が囲っておりソ連を封じ込めようという動きが当時は活発化しており、資本主義の考え方・イデオロギーが入ってくることによって反革命的な動きが出てきてソ連の中に入ってくると懸念したからです。
社会主義の優位性を示したかったからです。
そこでスターリンは政策を打ち出します。
農業の集団化
先ずは農業を集団化するという政策を打ち出します。
そこで集団化にする為に大地主を抹殺し全ての農地を国有化を進めました。
農民を平等な「労働者」に
しかしそこで問題が起きます。
国民が働くなくなったのです。
今までは自分の土地で耕し、育てた作物は自分達のものなので労働時間外でも融通を効かして働いていたが、土地が国有化することによって時間外は働かず生産性が落ちました。
更に、今まで土地を持っていた大地主は抹殺されているので、農業について知識・技術が十分でない人が農業をやることになります。
これによって農業生産性が落ちました。
これにより、食べ物がなくなり当時はソ連の一部だったウクライナが大飢餓が発生。
死者は1000万人以上とも言われています。
更にソ連では資本論の考えのもとに、商品の生産計画も国が計画して生産をしていました。
ソ連では商品の生産は国家エリートが5カ計画を作成しそれに沿って商品をつくっていました。
例えば、ブーツを作りましたが、出来上がった物は長靴でした。
国民はダサいと思い全く購買されませんでした。
資本主義の国では経済活動は自由なので企業も競争しより良い商品を生産しようと競争します。
これにより経済が活性化していきます。
しかし当時のソ連は経済活動が自由化されていなかったので需要と供給のバランスが取れておらず経済活動が活性化しませんでした。
資本主義では全員が豊かにならないと思い社会主義国をつくりましたが理想と現実はほど遠く
社会主義のソ連は1991年に不況→恐慌になりソ連が崩壊します。
中華人民共和国について
次に2つ目の社会主義国の中華人民共和国です。
初代最高責任者は毛沢東です。
毛沢東
中国の建国の父と言われている毛沢東は大躍進政策を打ち出します。
スターリンが亡くなった後にソ連はフルシチョフがアメリカに【15年で追いつき追い越す】と掲げました。
そこで中国はアメリカの次に経済発展をしていた【イギリスに10年で追いつき追い越す】と掲げました。
イギリスはなぜ経済発展していたのか?
それは産業革命以降、鉄鋼業が盛んだったからです。
そこで毛沢東の指令で中国では鉄鋼業に力を入れるようになりました。
そこで土法炉というミニ製鉄所を作りました。
土法炉を作るにあたり火に耐えれる耐火煉瓦が必要でした。
しかし、中国には煉瓦を作る技術がありませんでした。
そこで歴史がある寺院を取り壊し煉瓦を徴収し土法炉を作りました。
土法炉は作れたが、鉄鋼業を進めるにあたり鉄鉱石もなく、身の回りのある物を探します。
そこで農業で使われていた鉄のすきやくわを溶かし土法炉に入れて鉄鉱石をつくりました。
そうなると、農業ができなくなり国民は食糧難になり大飢餓となりました。
鄧小平
毛沢東の死後、鄧小平が中国を指揮することになり社会主義経済からの転換期を迎えます。
改革・開放政策の推進を進めて社会主義市場経済=社会主義・資本資本主義に以降していきました。
これは政治は中国共産党のもとで経済は自由化するということです。
これは現在も同じです。
香港も台湾もこの形なっており2019年中国共産党による【言論の自由】【報道の自由】を抑圧されて香港はデモ活動はこれの反発によって起きています。
これで「社会主義について」について解説を終わります。
この記事を読んで面白いと思った方はnoteフォローとLINE@登録の方宜しくお願いします♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?