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「私の気持ち、わからないでしょって言われたらどうしましょう」 ~スピリチュアルケア師として~

質問

『私の気持ち、わからないでしょって言われたらどうしましょう』。これは先日の順天大学大学院医学研究科で行われた「第9回 お茶の水 緩和ケアカンファレンス」のQ&Aセッションで取りあげられた質問です。

私だったらどう返答するか。「わかりません」とお伝えします。なぜなら「わかる」なんて言えないからです。ただし「私の気持ち、わからないでしょ」と、わざわざ言ってくださったことを大切にします。だからその人の言葉のメッセージを深く見つめます。その言葉が持つメッセージは「わかってほしい」なのか「怒り」や「悲しみ」なのか、ハタマタ私の資質(こいつならもう少し話してもいいかどうか)を見るための「問い」なのか…。

その人の中で何が起きて、なぜ言葉がその人から発せられたのかを感じようと努めます。そしてその人がご自分の中で起きていることを確認できるようサポートします。


言葉を大切にしながら言葉に寄らない

私は、人と対話をするときに「言葉」を足掛かりにすることが多々あります。しかしその言葉は必ずしも”言葉通り”に心を反映していないことがある。「死にたい」と言う方が本当に死にたいのではなくて「死にたいくらい辛いことがある」ということもある。だから《言葉を大切にしながら、言葉に寄らず、その人とDialogue”対話”する》ようにしています。


【YAMABIKO】

実は任意団体ORIZURUで1年以上おこなってきたグリーフ・サポートプログラム【KODAMA】は諸事情により8月を持って終了となりました。ただ緩和ケアカンファレンスでは400人を超える聴講者が参加してくださり、多くの質問をwebで投げてかけてくださいましたのに、時間が足らずお答えできませんでした(スミマセン)。

そこでスピンオフ企画として9/1 ~ 9/30まで【YAMABIKO】を実施します。(これは私個人の企画です)

概要 

下記のGoogleフォームからご質問をしてください。回答は【note】(Facebook)に載せて数日以内に公開回答します。費用は無料です。

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↓ ご質問はコチラから

イメージはラジオへの【はがき】です。件数によって質問すべてにお答えができないこともあります。多い質問から回答させて頂くことになります。個人情報に関連する内容はお控えください。なお回答は一見解として参考にして頂くものであり、個人・団体・組織等の責任はありません。




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