転職時の年収の“超簡単な”上げ方
■転職は年収を上げるチャンス
現職での無駄に疲弊する出世競争。年収が上がらない現状があれば直ぐに転職を検討しましょう。
転職は明るい未来を切り開き、年収を上げる素晴らしきチャンスなのです。
ですが転職で年収を上げることは意外に難しい。華々しい年収UP話を聞くこともありますが実はそれはほんの一部で、残念ながら多くの人は年収を下げて転職しています。ちまたの転職武勇伝は盛られた内容も多いものです……
何となく転職すると年収は上がりません。拘って狙って上げていくことが重要です。そしてそれは意外にも超簡単なことなのです。
どうやるのか?
■年収の決まり方
転職時の主な年収の決まり方を理解しておかねばです。
転職先のポジション役割
あなたの年収実績
あなたの希望年収
選考での評価
その他プラス@
ざっくり言えば、主には以上の4つ(※1〜4)で決まります。選考での評価をどう上げるかは一旦おいておき(頑張っていただき)、手っ取り早くは1と2と3を拘ることで年収UPが可能です。
そして、少しブラックなものも含みますが5をプラスできればさらなる年収UPが期待できます。
■具体的な“簡単な”年収の上げ方
1.について:
まず大事なことはあなたの実力は関係なく、転職先の業界や職種、ビジネスモデルや企業の実力に年収は大きく依存します。(※年収を上げるという今回の主旨で言えば)平均年収が低い会社を選んではいけません。
求人情報には想定される年収の幅の記載があります。そのアッパーが低ければ受けても無駄です。レンジがちゃんと高めのところを受けましょう。
2.について:
企業側の、あなたへの年収確認はわりといい加減なケースが多いです。実力関係なく、高い年収で入社する人もいれば低く甘んじたスタートする方もいるのはそこにも起因しています。
いい加減なので。逆に言えばここをつきましょう。
年収実績は、通常、前年度の実績が基準です。エビデンスとして源泉徴収票を提出させられる時とそうでない場合があります。言われない場合は提出不要です。
前年度の実績年収は変えられません。が!このように考えましょう。まずは過去の一番高かった時の年収を調べる。そして今年度の着地年収を調べる。これらの高い自分の年収もエージェントに伝えましょう。これだけで、前年度年収実績だけを言われるがまま報告する候補者とは段違いです。
3.について:
希望年収はちゃんと伝えましょう。小さく見せる古き良きニッポンはダメです。必ず強気でいきましょう。
ただ、前年度の年収が低いのにそれよりかけ離れた年収をただただ希望されるとよほどの実力が無いと、落ちます。空気が読めない呆れられる候補者となることでしょう。
エージェントは企業側にロジックを持って候補者の年収を交渉したいのです。実績と希望の差を埋めるロジック無く、ただ高い年収を希望しても、うざがられます。差(ギャップ)を埋める材料を差し出しましょう。
そこで先ほどの2.が重要となります。前年度の実績年収は事情あり低いですが、「過去を遡ればこのような実績で、また今年度はこのような着地年収なのです。」という新たな軸・ロジックを付け足し、理想の希望年収に向けてエージェントに強く交渉してもらうのが良いです。
4.について:
ここでは割愛します。選考は当然がんばりましょう。これはまた別の機会に書けたらと思ってます。
5.について:
箇条書きで、年収アップへのオプション企みを書いていきます。
1)他社のオファー年収をアピール。:他社からの高いオファーがもらえたとすればこれも一つの参考基準になりえます。希望年収を勝ち取る為の材料としてエージェントにアピールしましょう。
2)ジョブサイズを広げる。:求人票にある役割だけでなく、自分の得意役割を加えてやれることをアピールする。それはもちろん事業ビジョン達成に向けた大事な追加ジョブでなければいけません。
3)豊富な人脈をアピール。私以外も私なの作戦。:私を採用すると、もれなく別の仲間も入社してきます。採用コストを掛けずにチーム作りに貢献できます。といったことで、別の人の実力をも自分の年収に乗せる作戦です。
4)事業持ち込み:私を採用すると、こんな事業・こんなアライアンス先含めて持ち込みますよ。これで年収1000万円想定から2000万超えの年収に変更されたりしています。
5)業務委託契約:正社員ではなく、業務委託契約のほうが費用を抑えることができ企業側は高い提示をしてくれたりします。
6)複業・副業実績アピール:複数の会社から収入がある人も増えている。例えばデジタルマーケターとしての本業収入に加えて、別の企業でコンサルとして収入があるケースなど。ケースバイケースでアピール可能かと。
7)サインアップボーナス:主に採用企業側が超優秀な方を採用する時に、オファー受諾タイミングで特別ボーナス的にくれます。ここで大事なのは超優秀な方“だけ”ではないのです。入社がすんなり決まらず焦らしたりごねたりしている時にも出たりするのです。社員も知らない非公開情報施策だったりでエージェントも知らないケースも多いので、黙っているのではなく上手く探り貰えるものは貰いましょう。
またほぼ知られていないのですがなんとエージェント側がサインアップボーナスをくれることもある(※詳細の参照記事「転職時にサインアップボーナスをゲットする裏テクニック」)のです。エージェントは入社しないと成果報酬がもらえないので、入社を決断してくれるのであれば多少のフィーをあなたにバックしても儲かりたいのです。
■補足
1)前提として、転職エージェントを使う方が年収上げやすいです。年収交渉は自分でやるより腕の良いエージェントを活用するほうが楽です。エージェントにはこれまで述べた材料を確と提供し、「客観的に論理的にエージェントがあなたの理想の高い年収が妥当」であることを言わせるのが良いです。
2)要は“簡単な”年収の上げ方とは【良い求人を選んで年収実績と希望年収をちゃんと伝えるだけ】と言えます。ちゃんとが大事です。超簡単だけどやれている人は極々僅か。トライしましょう。
3)当たり前ですが嘘はダメです。今回のテクは嘘は使いませんのでご安心を。ただ少々ブラック寄りのテクもあり、万人におすすめするものでは一切ありません。期待値を上げすぎず入社し、早々に活躍貢献し着実に年収を上げることが気持ちよくもありますので!
4)コメント・ご質問などあればお気軽にくださいませ。
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